フラダンスの最高峰「メリーモナークフェスティバル」の観戦について

メリーモナークフェスティバルについての第3弾です。

ルールやジャッジの方法など基本的なことを知ったら、あとは楽しく観戦し、学べることはとことん学びましょう。

私が何度かメリーモナークフェスティバルを観戦して(もちろんストリーミング放送ですが)、面白いなと思ったこと、これはすごいと思ったことを紹介します。

1.メリーモナークフェスティバル観戦記(byインターネット)

私が初めてメリーモナークを見たのは2012年です。

初めて見た最高峰のフラダンスのコンペティションには驚かされることばかりで、家事もそっちのけでパソコンにかじりついていたことを覚えています。

1.ふんどし?

まず驚いたのが、カヒコのグループ・ワヒネ(女性)の衣装でした。

アカデミー・オブ・ハワイアンアーツのカヒコの衣装が、まるでふんどしなのです。

後で分かったのですが、これは『マロ』という衣装で、古来から使われている伝統的なフラダンスの衣装なのです。

ふんどしといっても日本式のようにお尻が丸出しなスタイルではなく、腰回りはふわっと膨らんだ布で覆われていて、身体の正面にぺらっと布が下がっている状態です。

しかしいくら伝統的な衣装だといっても、これはカネ(男性)の衣装です。

それをワヒネが着ていることにとても驚いたのですが、このハラウはいつもこうした人を驚かせるような演出をするのだそうです。(これもその後知ったことですが)

カリフォルニア州のオークランドが本拠地のこのハラウ、クムフラは、マーク・ケアリィ・ホオマルです。

彼はカヒコでチャントを唱える時も常にサングラスを外さないなど、常識にとらわれない独自のスタイルをつらぬく人で、時にその行動は批判を浴びることもありますが、彼のハラウはいつも大人気で登場すると大歓声が上がります。

ディズニーアニメ『リロ&スティッチ』の主題歌『ヘメレノリロ』を歌っているのが、このマーク・ケアリィ・ホオマルです。

話は戻りますが、この衣装、ワヒネが着るマロにはフラの重鎮たちから厳しい目が注がれ、マークは何度も注意を受けたようです。




しかし、それに懲りず2016年のミス・アロハフラのカヒコ衣装に、マロを使ってしまいました。

それでまたお叱りを受けて気が引けてしまったのか、カヒコとアウアナのグループ・ワヒネは欠場してしまいました。(本当の理由は分かりません)

残念に思った人は多いと思います。

2.靴を履いて踊るの?

もう一つ初観戦で驚いたのが、グループ・アウアナで靴を履いて踊っているハラウがあったこと。

このハラウはオアフ島のイリマ・フラスタジオ、私の先生と縁のあるハラウなのでした。

白のレースで全身が覆われたホロクー(後ろの裾が長いドレス)に呼び名は分かりませんがエレガントな帽子(マイフェアレディでヘプバーンが被っていた帽子みたいな)に、ローヒールのパンプス。

フラダンスは裸足で踊るものと思い込んでいた私には、マロに匹敵するほどの衝撃的な衣装でした。

でも、これはよくある話なのです。(後で分かったのですが、やっぱり)

衣装は歌を表現する物なので、古い時代の歌ならば当時の人が着ていた服装からイメージして衣装を選びます。

靴を履いて踊るのは、たいていカラカウア王朝時代などの古い歌なのだそうです。

ちなみにこの時の曲は『Moku O Keawe』

Moku O Keawe とはハワイ島のことで、この曲の作者が、親善のためにカリフォルニアに船で渡ったが、霧に覆われたり雪が降ったりすることに驚き、改めてハワイ島の素晴らしさと故郷に対する愛情を確かめられたという内容の歌です。

親善の旅であることや、船で渡っていることなどから考えると、もしかしたらハワイがまだアメリカの州のひとつになる前のエピソードなのかもしれません。

それならば、このクラシックな衣装も納得がいきます。

2016年のメリーモナークフェスティバルにも、パンプスを履いて踊っているハラウがありました。

しかも割とかかとの高いパンプスだったので、それを履いてぐらつかずにステップを踏むのはとても難しく、よほどテクニックと脚力が必要なのではないかと思いました。

でもそんな苦労を少しも感じさせない、とてもエレガントな踊りでした。




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