ほとんどの方がサッカー経験者としてフットサルを始められると思いますが、その違いについては理解されている方は少ないのではないでしょうか。

手始めにその違いについての理解を深めることが上達の近道になると思います。

1.大きな違いから感覚として

この項目ではまずフットサルとサッカーの大きな違いから入ってみましょう。

最近では小学生以下の公式サッカーにおいて8人制が導入されていますが、フットサルではそれよりも少ない5人制でプレーすることになります。

ゴールキーパーを除けばフィールドプレイヤーはたったの4人になります。

これはサッカーの約半分に当たる人数で当然それに合わせてコートの大きさも小さくなるわけですが、縦幅が約半分になるのに対して横幅は約3分の1です。

つまり人数に対して与えられるスペースの関係で見ると、フットサルはサッカーよりも大幅に小さいスペースしか与えられず、むしろ他の球技であるバスケットボールに近い状況でプレーすることになるのです。

大きなコートで行うサッカーでの狭い局面の対戦を切り取って、よりダイレクトでスピーディーなスポーツに進化させた形がフットサルと言えると思います。

1.違いから生まれる意識の変化

小さなコート内で行うフットサルでの考え方とは何かを理解しましょう。

サッカーにおいては大きなサイドチェンジやダイナミックなカウンター攻撃などが得点につながる大まかな戦術と言えますが、フットサルにおいてはこれらの大きな変化は少なく、それに伴って戦術的な考え方を切り替える必要があります。

コートが狭いということは常にマンツーマンでマークがつくということでここがバスケットボールに近いと言える部分になりますが、非常にフリーの状態の選手というものが出にくくなります。

そのためボールホルダーは非常に短時間でプレーの選択を迫られますし、オフザボールの動きも頻繁に行わなくてはならず、自然プレースピードはサッカーよりも速くなる傾向にあります。

試合中はもちろんのこと、練習においてもこのことを常に念頭においてプレーすることは上達するために必須と言えると思います。

2.ルールにおける違いの認識

少人数で行われるフットサルではルールもまた違ったものになっています。

インプレーがキックインであるとか強引な接触によるボール奪取がファウルになるなど、ルールの面からもプレースピードを加速させるものとなっているのがフットサルです。

そのためスタミナ面でも考え方を変化させる必要があると思います。

サッカーにおいては交代人数が3人までしか認められない関係で、試合終了までのスタミナ配分が非常に重要な部分となっており、プロ選手でさえも試合中にスタミナ温存や回復を考えてプレースピードを抑えるなどの工夫をしなくてはならなくなっています。




しかしフットサルでは主審の承認を得なくても交代することができ同じ選手が何度も交代することができるなど、スタミナ配分を考える必要がないルールとなっています。

これによってフィールドプレイヤーは常にスタミナ全開のプレーが可能となっており、スピーディな展開による攻守を行う必要が生まれます。

3.ボールが小さい

実がこれが最も強烈な違いなのではないかと思います。

フットサルで使用するボールはサッカーの4号球とほぼ同じ大きさのものを使用します。

さらに弾みにくいという特徴もあります。

これはフットサルが狭い局面での足元の技術を根幹に据えたスポーツであるからで、サッカーに見られる空中戦の要素はほぼ存在しません。

しかしこの足元の技術を発揮するためのボールは小さいのです。

4号球といえばサッカーでは小学生以下で使用する大きさなのですが、これはサッカー経験者がフットサルで逆に一番苦労する部分だと思います。

感覚の話になるので説明しにくいですが、ボールが小さいということはパス、トラップ、シュートなどの全てのプレーにおいて小さいボールへの修正作業が必要になってきます。

フットサルで初めて足でボールを扱うという人の方が実は感覚面で有利かもしれません。

サッカーを長く続けてきた人であればある程、足にしみ込んだボールの大きさのギャップによって「頭では分かっているのに出来ない」状態になりやすいからです。

2.違いを理解した上で楽しむ

サッカーとフットサルの違いが分かることでより楽しむことができると思います。

色々な違いが理解できたことと思いますが、それでもやはりサッカーとフットサルの根っこは同じであると言えます。

ボールを蹴るのは純粋に楽しい、これに尽きると思います。

そして他球技よりも少ない道具でプレーできますし、個人的な練習であれば場所を選ばず行えます。

それでもサッカーであれば試合には広いコートと大人数を集まる必要がありますが、その部分をより行いやすく変化させたのがフットサルなのです。

いつでも何人でも交代できることで子供から老人まで幅広く参加でき、ボディコンタクトを排除したことで身体的年齢的なハンデを埋めることが容易く、狭い局面に切り取ることで技術による対戦をクローズアップしているのです。

サッカーからの違いで苦労するかもしれませんが、それはフットサルがより万人を受け入れるための変化なのです。

それらを理解した上で楽しみながらプレーすることでメキメキと上達することが可能になるのです。




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