海に入る前のストレッチ不足により、思わぬ怪我をしたり、足をつるといった経験はサーファーなら誰しもがあるものだと思います。
また、サーフィンは膝や腰などの下半身、腕や胸、首などの上半身、いわば全身を使うスポーツです。
しっかりと事前にストレッチを行わないと、身体が柔軟に動かず、思っていたようにサーフィンを楽しめないかもしれませんし、思わぬ怪我に繋がる恐れもあります。
ここでは、海に入る前に行うべきストレッチについてご紹介します。
1.砂浜でのストレッチ
砂浜に着いたら、全身のストレッチをしましょう。
まずは、パドリングでよく使う腕や肩、首まわりをしっかりとストレッチします。
サーフィン中、パドリングは特によく行う動作なので、しっかりと行いましょう。
このストレッチにより、パドリングの持久力にも大きく影響してきます。
また、手首もよくほぐしておきましょう。
テイクオフ時はサーフボードを瞬時に掴もうとするので、手首に急な強い力が掛かると、筋肉を損傷する恐れがあります。
一度捻じってしまうと、その日は常に不調を感じ、サーフィン中に嫌なストレスやプレッシャーを感じてしまいます。
そうなると、サーフィングのイメージや波を選ぶ慎重さに集中できず、思ったようなプレイが出来なくなってしまうので、十分ほぐしておきましょう。
次に下半身です。
左右のアキレス腱を伸ばした後、膝の屈伸、腰を回すなどサーフィン中よくする動作や使う筋肉などをイメージしながら、しっかりとストレッチを行いましょう。
2. その日の波の状態も考慮する
波が大きく、ダンパー気味であれば思わぬパーリングや、サーフィン中の身体への負担が増大します。
ですので、波が大きい日やブレイク状態がハードな時は特にストレッチは念入りに行う必要があります。
逆に、波が小さいからといってストレッチをしなかったり適当に済ますと、身体は正直なので、そういった時に怪我をしてしまったりします。
波の大小やブレイク状態によって、ストレッチの念入り度も変化させることはあっても、決して自然の力をあまく見たり、自分の力を過信することがないように注意しましょう。
サーフィンで怪我をする人は多々います。
怪我には、第三者行為的なものもありますが、自分自身で怪我を防ぐという意味では、海に入る前のストレッチは非常に重要な役割となります。
実際、特に若い方はストレッチをしない人が多かったり、すごく短時間で済ませている方が多いと思います。
海に入る前は、波の大きさ、ブレイクの仕方、プレイしているサーファーなど多くのことを観察により、より得られるものがあります。
それらの観察に要する時間とストレッチをする時間を効率的に行い、サーフィンをするように心がけてみましょう。
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