フラダンスのハンドモーション「花」のやり方

フラダンスの手の動きをハンドモーションと呼びます。

ハンドモーションは歌詞を表現する大切なものです。

フラダンスの振付はステップとハンドモーションの組み合わせによって構成され、それに流れるような動きと表情の変化で曲の世界を表現するのです。

ここではハンドモーションの中でも登場する機会の多い「花」の動きを紹介します。

目次

1.基本姿勢

基本姿勢はいつもの通り、クウポジションです。

足を肩幅に開いて立ち、そのまま膝を曲げ腰を落とします。

この時、前のめりになったりお尻を後ろにつき出したりしないように気をつけます。

肩の力を抜いて胸を開き、おへその辺りに力を入れて体の中心に杭が一本刺さっているようなイメージで姿勢よく立ちます。

2.花の形を作る

花、ハワイ語では「プア」といいます。

プアは手の平で花のつぼみの形を作って表現します。

まず、手の平を上に向け、親指と人差し指の腹をそっと合わせます。

残りの3本の指を、そこにそっと添えます。

力を入れすぎず、手の平に卵を包み込んでいるようなイメージで、柔らかく作りましょう。

この時、指先が上を向いているように手首で調整しましょう。

親指と人差し指を合わせるやり方の他に、親指と中指を合わせるやり方もあります。

この場合も同じように他の3本の指をそっと添えますが、中指はまっすぐ伸ばし、向こう側から見たときに中指がつぼみの頂点になるように気をつけましょう。

3.花のハンドモーション

花の形の作り方を覚えたら、花が生まれるまでの流れを練習しましょう。

まず、身体の前に両手を手の平を下にして出します。

そして、指先を手前側に回しながら手の平を返し、指をすぼめるように花を作ります。

言葉にすると分かりにくいかもしれませんが、コマ送りでこの動きを見たときに

1.手の平が下を向いている。
2・手首が少し折れて指先が斜め下を向いている。
3.手首を軸に手が回転し、手の平がこちら側を向いている。両手の指先が向き合っている。
4.回転が終わり、手の平が上を向いて花が出来ている。

というような感じになると思います。

この動きを滑らかに柔らかく行います。




この時気をつけることは、肘は動かさず、手首から先だけで表現するということです。

手の平を返す時に大きく上下してしまわないようにしてください。

4.花のハンドモーションの応用

振付の中に花が登場するとき、それにともなう色々な動きがあります。

例えば、花を上に掲げる動き。

身体の斜め前、ウエストの高さに手を置き花を作ります。

そしてそのまま斜め上まで花を上げていきます。

目線は花を追いかけ、上に行くときには顎を上げて顔ごと上を向くようにします。

身体の右側に花を作る時は右手を左手よりも遠くにおき、左手の指先が右手の手首辺りにくるようにします。

そしてそのままの状態で手を上げますが、右手の方は頭より少し高い位置にあり、左手は右手のひじより少しだけ高いくらいの位置に合わせるようにします。(逆側も同様です)

その後、左手で右手の花を包むように胸元にもってくる動きもよく見られます。

大切なものを運ぶようにそっと手を添えて胸元に抱きます。

花のハンドモーションはいつもこのように優しい気持ちでそっと動き、優しい表情でそれを見るようにするとよいでしょう。

5.まとめ

花のハンドモーションはもちろんですが、フラの手の動きは常に滑らかで柔らかくなければなりません。

風や雨、波などの自然の様子、美しい花や風に揺れるヤシの木、そして涙や微笑みなどの心の動きを表現し、伝えるためには、柔らかさだけでなく繊細な動きが必要です。

その為には常日頃から、手首や指を柔らかくほぐしておくことが必要です。

私はお風呂のお湯の中で手首と指のストレッチをします。

まず、手首の内側を合わせて、手をV字に開きます。

そして手をそらせたまま手の平から指先まで順に合わせていきます。

手をそらせたままなので、指先がついた時には手の平は離れた状態にあります。

ついた指先をそのまま残したまま手首をつけたら、また手をそらし手の平からつけていくことを繰り返します。

最初は動きがぎこちなかったりしますが、慣れてくると滑らかに動かせるようになります。

お風呂の中でも練習?なんて面倒がらずにやってみてください。

少しの時間でも毎日続けていれば間違いなく効果は表れますよ。




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この記事を書いた人

当サイトの管理人。元々無趣味な人間だったが、様々な趣味を試すうちに、今では超多趣味人間に。同じように趣味を探している人の役に立ちたく、本サイトを運営しています。

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