ビリヤードのゲームにおける初心者のためにナインボールの必勝法について書いてみます。
1.与太話
タイトルとあってないですが、そもそも勝負に必勝法などありません。
あえて言うなら「負ける相手とは勝負しない」ということでしょうが、それはそもそも勝負じゃないですよね。(笑)
勝ちがあって、負けがあってはじめて「勝負」なわけです。
なので、ここでは勝てる確率を少しでも上げるということを必勝法という言葉で紹介してみます。
2.ビリヤードのナインボールで勝つために
ビリヤードのナインボールは大きな大会ではジャストナインボールと呼ばれる競技が採用されています。
それにならって日本でもジャストナインボールがこの30年ぐらいずっと主流となっています。
簡単にいうと、ジャストナインボールは、9番を入れたほうのプレーヤーがそのセットを取るゲームで、取ったセットカウントが所定の数に達したほうがゲームに勝利するナインボールです。
ですので、9番にたどり着くまでの途中の玉でいきなりセットの勝負がついてしまうこともあります。
ブレークを撞いて9番が入ってしまえば、それで1セットを取得してしまうわけです。
それがスリリングな展開を生み、人気が上がった競技ではないかと思えるほどです。
1.ルールをよく知ろう
ルールをよく理解しておくことで、得をするゲームプランを常日頃から考えておくといざというときに力を発揮することがあります。
まず第1にナインボールは9番を入れれば勝ちといういうルールです。
途中の玉からのコンビネーションショット、キャノンショット等であっさり勝つことがあるということです。
そのうちコンビネーションショットは比較的気が付きやすい配置です。
いわゆる「乗っかり」「即死」と呼ばれる配置で、的玉と9番がポケットに向かって真っすぐ並んでいるような場合です。
自分の手番になったときにこうした乗っかりの配置がないか一応撞く前に確認するクセをつけておきましょう。
キャノンショットはコンビネーションショットに比べて絶好の配置を見落とすことが多いです。
レール際にある9番は、直接9番に当たっても、クッションからキックショットになっても、どちらでも入ることがしばしばあります。
いわゆる「ダブルチャンス」という絶好の配置です。
他にも接線方向に9番があってイマジナリーポイントが手玉に行先に乗っかているような場合も絶好の配置といえます。
経験が浅い場合はイメージがつかないことが多いので見落としがちですので、コンビネーションと一緒に、キャノンはないか?と考えるクセをつけてみましょう。
スリーファールというルールも重要なルールです。
3回連続ファールをするとそのセットを失う。
というルールがナインボールにはあります。
上手に相手のファールを誘って3回続けてファールさせると、安全に相手に何もさせずに勝つことも可能です。
また、ファールをさせると、手玉フリーとなるルールが主流なので、スリーファールで勝つ可能性と、その後の玉を取り切って勝つ方法の好きな方を選択できてさらにお得なプランを考えることができます。
セーフティーも的玉の位置まできちんとコントロールできるようになると、コンビネーションショットを残しながらセーフティーなどの非常に相手にとって厳しい配置を残すことも可能です。
そこまでくれば、セーフティーやコンビネーション、キャノンも十分戦略として使える武器になります。
2.積極的に攻めよう
9番までの途中の玉で入れる穴が見つからないような場合で、簡単にセーフティー、コンビネーション、キャノンともに狙い目が見つからないような場合は無理やりセーフティーに逃げるより、マグレでも狙って適当に撞いてみるのも意外にいいもんです。
1.フロックを武器にしよう
ナインボールにおけるフロックは球数が少ないだけに一発出ると流れと勢いを生む起爆剤になります。
毎回毎回フロック狙いというのは確率が悪すぎて戦略になりませんが、ここぞというときにとりあえず9番がたくさん動き回るように狙ってみましょう。
フロック狙いといえど、9番が動くということが重要なポイントです。
フロック狙いはクジ引きみたいなものなので、ときどき大吉もあれば、大凶のときもありますが、それもまたスリルの1つと思って楽しみながら撞いてみましょう。
2.セーフティは両刃の剣
簡単なセーフティーで絶対自信のあるものであれば、ゲームメークの一環としてセーフティーを積極的に取り入れることもアリだと思いますが、自信のないセーフティーは失敗したときに精神的なダメージが大きいのと、勢いを失いがちになります。
できないものはできないと潔く認めて、フロック狙いまーす!といって適当に撞いてしまったほうが、よっぽど勝つ確率が高まることのほうが多いと思います。
ポケットビリヤードでフロックの確率は、
[ポケットの幅合計/レールの総延長の長さ] * [的玉の平均クッション回数]
ほどあるはずです。
積極的に攻めることで思ったよりいろんな良いことが自分に起こる可能性はあると思いましょう。
消極的にセーフティーを続けるビリヤードもアリですが、勢いも時には大切です。
単純にセーフティーばかりが賢いゲームメークではないと思って時にはバカになって攻めてみることをお勧めします。
3.自分のスタイルを貫こう
自分の意思を貫く姿勢はゲームメークにおいてかなり重要な要素といえます。
入れに行きたいけど、自信がないからあきらめる。
気持ちがモヤモヤしてるところを相手にフロック狙いをされてなんだかわけのわからない間に負けた。
そんな経験をしたことがある人はいないでしょうか?
だったらあのとき狙っておけば良かった、と思ってもアフターカーニバル、後の祭りですよね。
簡単にゲームプランを変えて心が折れると、勝負の気持ちが回復して戻ってこないことがよくあります。
強い意志は相手へのプレッシャーになりますので、正々堂々と自分の頭の中に描いたイメージを自信をもって実行してみてください。
結果は必ず後からついてきます。
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