フラダンスのステージに立つ時のヘアスタイルについて、今回は【前髪編】を書きます。
特にこうでなくてはいけない、という決まりがある訳ではありませんが、グループで踊る場合には皆同じにそろえることが必要です。
今回は、一般的だと思われる前髪の形を紹介します。
1.フラダンスのヘアスタイル【前髪】
後ろ髪はロングヘアをそのまま下ろしたり、お団子ヘアにしたりするのが一般的ですが、前髪は比較的自由にしているダンサーを見かけることがあります。
メリーモナークフェスティバルを見ていたら、前髪を斜めに下ろした状態でウェーブをかけてまとめたスタイルのハラウがありました。
とても素敵だったのですが、とてもテクニックがいりそうなスタイルだったので見て楽しむだけであきらめたのでした。
1.オールバック
という訳で、一番簡単なスタイル、オールバックをまず1番にあげたいと思います。
フラダンスを踊る時に、前髪を短くして下ろすことはまずあり得ないと言っていいほどだと思います。
きちんとした理由は分からないのですが(すみません)、顔にかかるのはみっともないし邪魔になるからなのではないでしょうか。
フラダンスを踊る時に大切な要素の一つに、顔の表情があります。
せっかく表情を作って目力で表現しても、髪で顔が隠れてしまっては台無しになってしまいますね。
オールバックにしたときに気をつけなければならないことは、おくれ毛やほつれ毛が出ないようにすることです。
ヘアスプレーやほつれ毛止めのスタイリング剤でビシッと固定しましょう。
普段の生活で前髪がないなんてあり得ないというおでこに自信のない方も、ステージではちょっと勇気を出しておでこ全開にチャレンジしてみましょう。
その為には、後ろになでつけても落ちてこない程度に、長さを保っておくことが必要です。
2.ポンパドール
オールバックより手はかかりますが、普段でも使えるスタイルなので覚えておくと便利です。
ポンパドールは、前髪を上げてふわっと膨らませた形で、フランスの貴族で国王ルイ15世の愛妾だったポンパドール夫人がよくしていた髪型だそうです。
当時の宮廷ではとても流行った髪型だそうですが、なぜそれをフラダンサーが取り入れたのか不思議ですね。
ポンパドールの作り方。
①前髪を、頭頂部から両目の目尻くらいまでを結んだ三角形に分けます。
②取った毛束を上で持ち、後ろ側の毛の長さの中間から根元に向かって逆毛を立てます。(省略可)
③毛束の中間から毛先にかけて、1~2回緩くねじります。
④ねじった毛束を後ろに倒し、少し前に押し出す感じで高さを出します。
⑤ねじり目から先を平らに押さえ、毛の流れと垂直になるようにピンで留めます。(ピンはクロスして留めると固定する力がつよくなります)
⑥おくれ毛をスプレーやワックスで処理して、形を整えたら完成です。
2.まとめ
グループで踊る場合は、後ろ髪と同じく一人だけ違う髪型をするのは『超』がつくくらいNGです。
目立つヘアスタイルというのは自分だけが目立つのではなく、グループみんなで目立つほどに美しく揃えよう、という気持ちで整えるのが正解です。
その為には、ステージに立つ前に先生に確認を忘れず、グループできちんと打ち合わせをすることが必要です。
お団子の位置やポンパドールの高さなどが綺麗に揃っていると、髪につける花飾りが映え、ドレスも引き立ちます。
衣装を身に付けヘアスタイルとメイクをきめたら、あとは笑顔が大切。
ばっちり笑顔も決めて素敵なフラダンスを踊りましょう。
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