「ハワイ旅行でフラダンスのショウが気に入って」とか「2006年に公開された映画『フラガール』を観て」、「2011年の東日本大震災後に、福島の復興のシンボルとして全国キャラバンを行ったスパリゾートハワイアンズのダンシングチームが注目されたこと」など、フラダンスに出会ったきっかけは様々だと思います。
フラダンスに出会い、観るだけじゃなくて自分でも踊ってみたいと思ったものの、フラダンスってどこで習えばいいの?どんな教室があるの?月謝っていくらぐらいなの?
そんな疑問を持ったままウロウロしている人、いらっしゃるのではないでしょうか。
1.フラダンス教室の色々
日本は今空前のフラダンスブームだそうです。
日本のフラ人口は50万人から70万人とも言われるほどです。
その人達がみんなどこかのフラダンス教室に通っているとしたら、日本にあるフラダンス教室って一体いくつあるのでしょう。
フラダンス教室にも色々あって、代表的なものを上げると、カルチャーセンターの教室、スポーツジムの教室、フラダンスを専門に教えている教室などです。
カルチャーセンターやスポーツジムの教室は、大手のフラダンス教室から派遣された先生が教えているところが多いようです。
フラダンス専門の教室に比べると費用も安いので、気軽に始められると思います。
ただし、カルチャーセンターの教室は期間限定のところもあり、短い期間に何曲かの振付を教わることが出来るのはいいのですが、基礎の指導を受ける時間が少ないというデメリットがあります。
スポーツジムの教室は期間が限定されているようなことはありませんが、例えばフラダンス教室としてハワイアンイベントなどに出演したりする機会は少ないかもしれません。
カルチャーセンターやスポーツジムの教室は、フラダンスをとにかく試してみたいと思っている人や、運動不足を解消するためにフラダンスを始めたいという人には向いているかもしれません。
それに対して、フラダンスを基礎からきちんと学びたい、踊りだけでなくフラダンスの歴史やハワイの文化なども勉強してみたいという希望を持っている人は、フラダンス専門の教室(ハラウといいます)を選ぶとよいでしょう。
ハワイアンイベントに出演したり、ハラウによってはフラダンスのコンペティションに出場する機会に恵まれるかもしれません。
2.フラダンスの先生
カルチャーセンターやスポーツジムに派遣されている先生、フラダンス専門の教室で教えている先生、どちらもフラダンスを何年も学び、生徒に教えるだけの実力を認められた方々だと思います。
フラダンスの先生になるために、特別な資格は必要ありませんので、ちょっとフラダンスをかじっただけの人でも教室を立ちあげて「先生です」と名乗ってしまえばそれはそれでOKなのです。
そういう中には自分で曲を振り付けて、およそフラダンスとはかけ離れた「創作舞踊」をフラダンスとして教えている先生や、色々なハワイのクムのワークショップに行き、振り付けを教わってきて教えている先生もいらっしゃるようです。
しかし、基本的にフラダンスの振り付けは、修行を積みクムフラを名乗ることの出来る人、もしくはそのクムフラが認めた人しか作れないものなので、オリジナルの振り付けなどはあり得ません。
また、曲ごとに振り付けた人が違うとなると毎回違ったスタイルで踊ることになってしまい、教わっている方も混乱してしまいます。
日本でフラダンスを教えていらっしゃる先生たちのほとんどは(おそらく)、ハワイのクムフラから指導を受け、ハワイアンネームを授かるか、又はそのクムフラが主催するハラウの日本校で学び、クムから教室を持つことを許された立場の人だと思います。
そういった先生たちはクムの振り付けを直接教わっているわけなので、クムのスタイルをきちんと継承されていると思われます。
出来るだけ、そういう先生に教わりたいものです。
3.まとめ まずは体験
色々とややこしいお話をしてきましたが、一番大切なのはその教室と先生が自分に合っているかどうかということです。
フラダンスにも色々なスタイルがありますので、動画サイトなどで公開されている映像などを見比べて、まず自分が好きなスタイルを探しましょう。
そして出来るだけたくさんのお教室の体験レッスンを受けて、自分の好きなスタイルの教室を見つけましょう。
費用の確認も忘れずに。
他の生徒さんたちから話を聞くのもいいと思います。
いい先生といい仲間に恵まれると、フラダンスを学ぶことがより楽しくなります。
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