フラダンスのレッスンなどで着用するパウスカート。
今はフラダンス用品を扱うネットショップなどでお手頃価格の物が手に入りますが、既製品だとなかなか時分にぴったりの丈や好みの柄の物がないという人もいるのではないでしょうか。
それならいっそ自分で縫ってみてはいかがでしょう。
手作りのパウスカートを履いて踊れば、フラダンスのレッスンもより楽しくなりますね。
直線に縫うだけなので、ミシンが使える人ならだれでも簡単に出来ますよ。
1.生地を選ぶ
まず、布を用意します。
布は専門店で手に入ります。
最近はハワイアンファブリックを扱っている店が増えています。
やはり春先から夏にかけてがオンシーズンで、ハワイから新柄が入荷していたりするので要チェックです。
ハワイアンファブリックはほとんどの物が110cm幅で、素材は綿とポリエステルの混紡です。
綿ポリの布は綿100%のものよりシワになりにくいので、パウスカートには最適です。
布は4フィート(3.6m)必要です。
全体的に柄が散らばっている「総柄」や、布の両端に柄が分かれている「ボーダー柄」があります。
布を選ぶ時は、巻いてある状態から広げてみて、およそのスカート丈あたりで折りギャザーを寄せてみて、出来上がりをイメージするといいでしょう。
2.スカート丈、ゴムの本数を決める
布を買ったら、まず自分のサイズを確認しましょう。
スカート丈には好みがありますが、標準的な丈は身長160cm前後の人で73~75cmです。
自分で採寸する時は、裾が床からどれくらい上かを決め、そこから骨の位置までの長さを測ります。
一人ではちょっと難しいと思われるので、誰かに手伝ってもらうといいですね。
パウスカートは、ゴムを通すと測ったながさより2~3cm短くなるので、縫う時には実際の丈に2~3cmを足して作りましょう。
ゴムの本数も好みですが、3本のゴムだとギャザーが大きくなるのでスカートの揺れがゆったりと見えます。
4本ゴムだと、しっかりと腰の位置で固定できるので、速いテンポの曲を踊る時にも安心です。
3.パウスカートを縫う
いよいよ縫っていきましょう。
縫う前にしっかり下準備をしておくと、その後の作業がラクになります。
1.アイロンで折り目をつける
まず、自分のスカート丈に裾の折り返し分1~1.5cmを足した長さで折り、アイロンで折り目をつけます。
ボーダー柄の布は、表側に出す方がどちらになるかよく確かめてから折りましょう。
2.脇を縫う
布の端を中表に合わせて待ち針で留め、端から1~1.5cmのところを縫います。
この時、あとでゴムを通す穴を残しておきます。
まず、裾から折り返し線からプラス2cmまで、次にゴム通し分を開けてもう一方の端までを縫います。
ゴム通し分は、3本ゴムで8.5cm(1.5cm×ゴムを通すところ3ヵ所+2cm×ゴムとゴムの間2ヵ所)を残します。
4本ゴムの場合は12cm(1.5cm×4+2cm×3)を残します。
3.縫い代の始末をする
脇を縫ったら縫い代の始末をします。
ロックミシンがある場合は縫い代を1cm程度にカットしてからロックミシンをかけます。
ジグザグミシンをかける場合も縫い代を1cm程度にカットして、まずジグザグミシンの幅に端ミシンをかけて布が伸びるのを防いでから、ジグザグミシンをかけます。
布を折り返して処理する場合は、布端から5mm程度を内側に折り返し、端から2mmくらいのところを縫います。
4.裾を縫う
端から5mmと1.5cmのところで三つ折りにして縫います。
布端なのでほつれる心配がないので、出来るだけ簡単に仕上げたいという人は、二つ折りでも構いません。
5.ゴム通し部分を縫う
布を折り返し線で折り、線から2cmのところを縫います。
その後、ゴム通し部分1.5cm ⇒ 2cm ⇒ 1.5cm ⇒2cm ⇒ 1.5cmを順番に塗っていきます。
ひたすらまっすぐ直線に縫うだけなのですが、布がずれてしまうとおかしなところにギャザーが寄ってしまうので、ところどころを待ち針で留めながら縫っていくといいでしょう。
4.まとめ
これで縫う作業は終了です。
長くなってしまったので、ゴムを通すところからは次回にしますね。
お疲れ様でした。
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