スケートボードのスピントリックの代表格と言えばハーフキャブですよね。
知らない人からするとちょっと変わった名前ですので、なんのこっちゃわからないと思います。
ハーフキャブとは、フェイキーオーリーフロントサイド180のことを言います。
このとても渋いトリックのハーフキャブを解説します。
1.スケートボードでハーフキャブをやる前に
ハーフキャブに挑戦する時は、最低限フェイキーオーリーができるようになってから挑戦しましょう。フェイキーオーリーができないと厳しいトリックです。無理に練習してもかなり上達が遅れると思いますので、順番にフェイキーオーリーから練習するのがおすすめです。
ハーフキャブはフェイキーオーリーをして、フロントサイド側にスピンするトリックです。レギュラーの人なら右回り、グーフィーの人なら左回りです。
回転方向としてはバックサイド180と同じですが、感覚的にはかなり違いますので、バックサイド180のことは一旦忘れてもいいと思います。
1.なんでハーフキャブ?
フェイキーオーリーフロントサイド360のことを、キャバレリアルと呼びます。キャバレリアルの半分の回転ですのでハーフキャブという名前がきました。
キャバレリアルはマイク・キャバレロというプロスケーターが得意としていたトリックで彼の名前をとって付けられました。
2.ハーフキャブのやり方
スタンスはオーリーのスタンスに似ていますが、若干かかと側に引いたスタンスをとります。
通常のオーリーのスタンスから、テール方向に向かってに進んできます。スケートボードをプッシュをしてある程度スピードを付けましょう。
腰を落としてタメを作ります。
上半身をスピン方向に回転させながら、ジャンプをするように体全体で伸び上がります。同時にテールを弾いてフェイキーオーリーをします。
空中に飛び上がりながら、下半身とデッキを、先行させた上半身に引きつけるように回転させます。上昇しながら90度回り、降りながら90度スピンするイメージで回します。
両足を伸ばして着地すれば完成です。
3.練習方法
ハーフキャブを練習する時は、はじめにピボットを練習しましょう。進行方向側にあるテールを軽く踏み込んで180度スピンします。テールを支点にして回転する感じです。
おそらくそれほど苦労なくできると思います。ただここで意識してほしいのは、進行方向につんのめるようにやるのではなく、重心を後ろ足側に残して、余裕を持ってゆっくりとスピンをするようにしたほうが、よりハーフキャブの感覚に近づけます。
ピボット180が難なくできようになったら、ハーフキャブを練習していきましょう。ピボット180とフェイキーオーリーを複合させたような動きをイメージします。
スケートボードのスピントリックは、止まりながらやるよりも、滑りながらやるほうがやりやすいので、はじめて挑戦する人でもなるべく滑りながらの練習に挑戦しましょう。
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