サーフィンを長いことやっていると、誰しも怪我をした経験があるのはないでしょうか。
私自身、怪我をした経験はたくさんありますし、目の前で他人同士の接触による怪我を何度も見てきました。
それほどサーフィンには危険が隣り合わせであるという認識が必要ですし、また怪我をした時どういう対応をすればよいのか、知っておく必要があります。
ここでは、サーフィンでよくある怪我と応急処置についてご紹介致します。
1. 怪我をする原因
まずは、前乗り等ルール違反による他のサーファーとの接触です。
周りをよく見て、ルールさえ守れば大半は防げると思うのですが、実際このパターンの接触事故はよく見かけます。
また、これは持論ですが、前乗りをした人はルールを守らない(知らない人もいる)ことが問題ですが、前乗りをした人に向かって構わず突っ込んでいく人もいます。
もちろん、ルールを違反した相手側が悪いのですが、前乗りをされた側も、やはり接触の恐れがあると判断した時は、波から降り、前乗りをした人に注意するべきだと思います。
ルールが決められている目的は、皆が事故・怪我をしないためのものであるという認識がまず必要です。
ルールを守らなかった人は怪我をしても仕方ないと言えば仕方ないのですが、事前に防げる事故は絶対に防ぐべきだと思います。
2. よくある怪我
先述の原因により接触事故があれば、どういった怪我をするのか。
互いのサーフボードが身体の一部と接触すれば、サーフボードの先端はロッカーが効いており尖っています。
ラッシュガードやウェットスーツに穴が開く程の威力ですから、生身の体に当たるともなれば、結構なダメージを受けます。
出血や当たり所が悪ければ鼻の骨折、目の失明の可能性さえあります。
他の要因としては、リーフポイントでのサーフィンでは更に危険度は増します。
海底が岩場なので、大波に飲み込まれれば、海底の岩に接触する事が考えられます。
海外などではサメに襲われたり、浅瀬でウニを踏んでトゲがささるような怪我もあります。
3. 応急処置について
まず、一番よくある怪我として挙げている、サーファー同士による接触時の処置についてご紹介します。
まず互いの身の安否を確認します。
身体のどこかに接触して出血等していないか、そしてサーフボードの損傷はないか。
どちらかが出血等、怪我をしている場合、両者ともに海から上がります。
大量出血の場合、早急な対応が必要ですので、直ぐに周りにいる人に声をかけ救急車を要請して下さい。
止血法なども、一般的な応急処置を勉強しておき、咄嗟の時に処置できるようにしておくことも必要です。
意識が無かったり、息をしていない場合、緊急を要するので、周りのサーファーに声をかけて協力を求めて下さい。
最後に、たった一つのルール違反が、命に関わる事態に発展しかねないことを認識し、皆が怪我をしない為に、周りをよくみてルールを守る事が非常に重要となります。
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