卓球のレシーブの種類の一つとして、チキータという技術があります。
最近ではよく見かける台上の技術です。
卓球の技術であるチキータとは、台上で2バウンドするような短いサーブなどに対して、バックで手首を使い、横回転をかけながら払うフリックの一つです。
チェコのピーター・コルベルという選手が生み出した技術です。
強烈な横回転をかけるために、ボールの軌道がバナナのように曲がるので、チキータバナナから、チキータと呼ばれています。
シェークハンドのほうがやりやすく一般的ですが、日本式のペンホルダーでもできる方はいるようですね。
両面のペンホルダーなら、シェークと同じようにできます。
現代の卓球は、とてもスピードがありますね。
なるべく早いタイミングで攻めていきたいものです。
サーブ権は、ラリーの主導権を持てますが、レシーブだからといって、相手に主導権を握らせたくはありません。
以前はサーブ権を持っていたほうが有利と思われていましたが、フリックや、チキータなどができれば、レシーブ側でも有利な展開にもっていくことも可能です。
卓球のチキータは、2球目から積極的に攻めていく、攻撃的なレシーブです。
バックフリックの一つですが、バックフリックと違うところは、横回転が入ることです。
フリックのように上回転のほうがボールのスピードが速く、チキータは横回転なので、フリックに比べるとスピードはあまりありません。
しかし、横回転がかかっているために、自分のバック側に返球されやすいため、次の攻撃につなげやすくなります。
チキータのやり方は、腰を落とし、ボールを体の前で捉えるようにします。
肘を高く上げ、ラケットの先を下に向くくらいに手首を曲げて、ラケットの先端が回るような動きです。
ボールの側面を擦ります。
1.横の回転をかける
初心者は、まずはじめに横の回転をかける練習をしてみましょう。
ボールを台にバウンドさせ、ボールの側面を擦る練習をします。
ボールの回転が横になっているのを確認しましょう。
2.サーブを出してもらってチキータ
相手から下回転サーブや、ナックルサーブなどを出してもらって、チキータの練習をしましょう。
相手のサーブの回転による違いを覚えてください。
3.チキータからの4球目攻撃
チキータができるようになったら4球目攻撃につなげていきましょう。
チキータは、横回転です。
横回転が強いほど、相手の返球は、バック寄り(右利き)になりますので、返球の予測がしやすく、そのあとの攻撃につなげなければもったいないですね。
そのほか、卓球のチキータには逆チキータというものもあります。
ラケットを逆に回転させると、逆の横回転になります。
相手から返球される場所も逆になります。
チキータは横回転だけでなく、バックフリックのように、上回転を入れる場合もあります。
バックフリックとの違いはあるものの、試合中では区別なく、状況に応じて両方の要素を取り入れていますね。
チキータは手首を使うので、けがには十分注意しましょう。
普段から、手首の柔軟性を鍛えておくといいと思います。
卓球のチキータのやり方の説明をしました。
チキータはレシーブの中でも攻撃的なレシーブであるため、なるべく早く攻めていきたい現代の卓球では、有効なレシーブです。
また、チキータは小柄な選手も、非力な選手も関係なく取り入れることができる技術です。
つまり、子供から年配の方まで、取り入れることができます。
卓球の試合で、得点を取るための一つのキッカケとして、チキータを取り入れるのもいいですね。
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