卓球の試合では、サーブを出す選手が、積極的に攻めていく方法として3球目攻撃があります。
卓球の3球目攻撃とは、自分がサーブを出し、相手がレシーブをして浮いたボールをスマッシュします。
サーブを出すということは、まずはそのラリーにおいて主導権を握ったことになります。
初心者の多くは、試合において、何も考えずにただなんとなくサーブを出して、いつのまにか相手のペースにはまって負けてしまいます。
せっかくのチャンスを活かせていません。
このサーブを出して、3球目で攻撃する、というパターンを作ります。
主に、攻撃型のタイプの戦型に必要な技術です。
しかし、ゲームが始まり、10分以上経過すると促進ルールが適用されるために、カットマンどうしの試合などでは、カットマンも攻撃が必要になってきます。
促進ルールについては、最低限覚えておきたい卓球のルールの記事で、説明しています。
カットマンも3球目攻撃ができたら、有利ですね。
カットマンの3球目攻撃は、相手選手の意表をつくことができます。
試合終盤のとっておきの戦術として、練習してみてはいかかでしょうか。
1.基本的な3球目攻撃
初心者でしたら、まずは基本的な3球目攻撃をしてみましょう。
ロングサーブか、ナックルサーブなどからの3球目を練習します。
初めは、打ちやすいコースに、打ちやすい高さのボールを返してもらって感覚を覚えましょう。
試合では、サーブを打ち分けられないと、ボールはなかなか上がってきませんが、上がってきた場合を想定して練習します。
2.3球目攻撃の応用
3球目攻撃の感覚をつかんで来たら、応用してみましょう。
いろいろなサーブからの3球目攻撃を試してみましょう。
横回転サーブなどは、返球してくるコースがわかりやすいため、3球目攻撃につなげやすいサーブのひとつだと思います。
初心者どうしでも練習できます。
この練習の中で、どんなサーブを出すと、どんなボールが返ってくるのかをよく見ておきましょう。
どのサーブを出せば、次の3球目攻撃につなげやすいのか、よく考えながらやってみましょう。
いろいろなサーブを出すので、3球目で必ずしもチャンスボールが返ってくるわけではありません。
しかし、なるべく3球目で打てるようにしましょう。
サーブを出したら、次は打つと決めて練習してください。
どうしても、3球目で打てない場合は、5球目で打ちます。
低めのボールに対しては腰を落して目の高さをボールの高さまでもっていくと、打ちやすくなります。
高いボールばかりが返ってくるわけではいので、大きな振りではなく、小さな振り方でも大丈夫ですが、体重移動して、利き腕と逆の足をしっかりと前に踏み込みましょう。
どの練習においても言えることですが、失敗したら、なぜ失敗したのかを考えます。
考えて、気づいて、試してみることを繰り返します。
今はスマートフォンなどがあるので、自分のフォームを友人に動画で撮っておいてもらうといいと思います。
自分の苦手な技術があれば、動画で、あとでチェックするとよいでしょう。
自分ではできているつもりでも、できていなかったということもよくあることです。
動画だとよくわかります。
上級者と一緒に動画を見ながら指導してもらうこともできます。
試合において、実際に3球目攻撃をするためには、いろいろなサーブができることや、相手に見抜かれないためのサーブのフェークモーションが必要になります。
サーブについては、基本的なサーブの練習方法、試合でのサーブの組み立て方、サーブへのフェークモーションの記事で紹介しています。
また、3球目攻撃では、フットワークや、回り込みなどの要素も含まれていますので、フットワークの基本と練習方法、回り込みの練習方法の記事で紹介しています。
3球目攻撃を練習していくうちに、いろいろな課題がでてきます。
卓球の試合では、3球目攻撃のような、自分の攻撃パターンを持つことが必要です。
自分の攻撃パターンにつなげられるようなサーブも必要なので、合わせて練習しましょう。
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