ベリーダンスを始めようとスクール探しをはじめてみると、「思っていたのと違う…」と感じることも実は多いもの。
ベリーダンスには様々なジャンルがありますので、まずは自分のイメージを明確にしてからスクール探しをはじめてみましょう。
1.ベリーダンスのスクールを選ぶ方法
煌びやかな衣装に身を包み、身体をくねらせて踊る優雅な動きや、妖艶で息を呑むような怪しげな世界観…ベリーダンスのショウタイムは現実の世界とはまた違った、異空間を感じさせてくれる芸術ともいえます。
そんなベリーダンスを習得するにはどんな方法があるのでしょうか?
ベリーダンスもひと昔前よりは認知度も上がり、専門のスクールも増えてきましたので、その選び方を目的別にまとめていきたいと思います。
2.イメージに合ったスタイルで探してみましょう
ベリーダンスの歴史は古く、様々な歴史の影響で長い年月をかけて移動を繰り返す中で、源地のカルチャーと融合し、多種多様に変化してきました。
なので「ベリーダンスをやってみたい!」と思っているのであれば、ベリーダンスにどんなイメージを持っているかによって選ぶスクールは変わってくるかもしれません。
また先生によっても得意なジャンルは様々となりますので、まずはベリーダンスのスタイル別の特徴を見ていきましょう。
1.「オリエンタルスタイル」
一つ目はエジプトの民族舞踊の要素を取り入れたエジプシャンスタイルで、激しい動きはなく手の指先や腰やお腹、足のいたるところまで細やかなテクニックを要し、ダラブッカやレクなどの打楽器とのリズムと動作の呼応が見せどころとなります。
身体の動きや表情でたっぷりと情感を表す、優雅で深みのある踊りが特徴です。
もう一つはトルコの民族舞踊の要素とジプシースタイルの影響を受けたターキッシュスタイルです。
寝転がったり膝をついたりというダイナミックなフロアーワークや、柔軟性を生かしたアクロバッティクな動きや、ベールやジル(フィンガーシンバル)などを使い大胆に踊りこなすなど、高度なテクニックも必要となります。
2.「ジプシー(ロマ)スタイル」
北インド周辺から移住したとされるジプシー達は生活そのものの動作を踊りとして表現する…など、舞踊や音楽などの芸術に秀でていたようです。
ジプシースタイルの踊りで特徴的なのが、水を汲んだり、洗濯物を洗って干したり、子供をあやしたり…など、その地その地での生活そのものが踊りとして反映された踊りとなります。
また音楽は8分の9拍子という独特なリズムが特徴的ですが、長い歴史の中でジプシーたちは路上で踊り、その土地ごとのカルチャーを吸い上げ、音楽も多種多様に変化しています。
3.「ATS」「トライバル・フュージョン」
1960年代からアメリカで広まったトライバルスタイル(ATS)は民族、部族間の調和を大切にし、2人以上で踊る群舞での即興が特徴となります。
表情の変化も少なく、シャープで鋭い動きが女性の持つ強さを強調し、息の合ったダンススキルのシンクロが息を呑むような踊りを表現します。
またストリートダンスや様々なカルチャーを吸収し、進化を続けているトライバル・フュージョンスタイルは、自分自身に合ったオリジナルのダンスを表現できる可能性を秘めています。
3.スクールの場所を基準に選んでもよいでしょう
実際にスクールに通うことになった場合、スクールの場所が遠すぎて、通う時間がかかりすぎてしまうと、せっかく理想の教室に巡り合えたとしても次第に足が遠のいてしまう…という場合も考えられます。
なので、まずは自宅や職場からアクセスしやすい場所のスクールからはじめて基礎を習得し、ステップアップとして次のスクールを選んでいくのもいいかもしれません。
近場のカルチャーセンターやスポーツクラブなどでも、ベリーダンスのプログラムを導入しているところは増えてきていますし、どうしても憧れのダンサーさんに師事したいという場合にはインターネットのHPからレッスン情報を確認したり、イベントやレストランショウなどでスクール情報を聞いてみても良いでしょう。
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