ひと通りジャンプも覚えましたので、今回は覚えたジャンプを組み合わせてコンビネーションジャンプを完成させたいと思います。
フィギュアスケートの技の中でもダイナミックな技であるジャンプを組み合わせることで見応えもアップします。
何もトリプルや4回転を跳ばなくても組み合わせで見せ場をつくることができます。
1.ジャンプ各種の復習
フィギュアスケート、6種類のジャンプをひと通り復習し練習しましょう。
得意なもの不得意なものがある場合、得意なものだけを組み合わせる方がコンビネーションジャンプを成功しやすくなります。
苦手な種類もいつかは克服していただきたいですが、バッチテストを受けたいなどの目的がなければ、得意なものをより完璧にすることを目指してもよいと思います。
それぞれのジャンプを復習し終えたら、どのジャンプでコンビネーションジャンプにするかを決めます。
アクセルは前向きで入るので、こちらを入れたいのであれば最初に跳ぶのがいいでしょう。
着氷は後ろ向きですし、アクセル以外のジャンプは後ろ向きで入ります。
アクセルで着氷してから次のジャンプに入りやすいのです。
しかし大技を持ってくると失敗するリスクが高くなります。
アクセルを跳べないことにはコンビネーションジャンプの成功にはなりません。
2.コンビネーションジャンプ
ここまでフィギュアスケートを上達させたら、大技のひとつくらい……と欲が出るかもしれません。
しかしここはコンビネーションジャンプを覚えて成功しなくてはなりませんので、難易度の高いアクセル以外のジャンプを組み合わせましょう。
トウで突くかエッジで跳ぶか、双方からそれぞれ選んでもいいですし、どちらか片方だけでまとめても構いません。
先にトウで突くタイプのジャンプを跳び、着氷した時の勢いを借りてエッジで跳ぶタイプのジャンプと繋げる方法が無難でしょうか。
エッジで跳ぶタイプの時はエッジの向きに気を付けなくてはなりません。
そのため、最初に跳んだ方が慎重に慣れてよいという方もいるでしょう。
いろいろ試してみてください。
そうすることで自身に何か足りないのかもおのずとわかってきて、上達するために必要なことが見えてきます。
成功のコツは踏み込みのタイミングと着氷した時の流れのまま次の踏み込みに入ることかもしれません。
流れを止めないことも必要です。
逆に、着氷した時の流れが悪いと次のジャンプに入れないことがよくあります。
1本目のジャンプはより慎重に、適度な緊張感を持って挑むのがいいでしょう。
緊張しすぎるのは身体が固くなり、できることもできなくなります。
しかし緊張がなさすぎてリラックスしすぎるの問題です。
適度な緊張感を持つ、その感覚を是非この機会に覚えてみましょう。
難しく考えずに成功した時、それが適度な緊張感を持っていた瞬間なのかもしれません。
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