スネークアームはその名の通り、腕を使って蛇がうねりながら動いているかのような様相を表す動作です。
ベリーダンスの基本的な腕の動きとなりますので、スネークアームを取り入れることでぐっとオリエンタル感が強くなること間違いなしです。
1.スネークアームを習得するには
オリエンタルな雰囲気がぐっとアップするスネークアームは、一見すると簡単に出来そうにみえますが、なめらかでいてしっかりとしたムーブメントを目指すのであれば肩甲骨からしっかり動かしましょう。
2.スネークアームのバリエーション.
スネークアームにはいくつかのバリエーションがあり、トライバルスタイルのような重くねっとりとしたアーム・アンジュレーションからオリエンタルスタイルでも腕を大きく使うバージョンと肩甲骨からうねる波をつくるバージョンと使い分けることができます。
1.腕を大きく使うスネークアーム
腕を大きく使うバージョンでは、手首が1本の糸で吊るされているイメージで手首から持ち上げていき、上まで持ち上げたらその力の余韻で手のひらを返して振り上げ、また手首から下ろしていきます。
2.肩甲骨から波を作るスネークアーム
左右の肩を交互に前から後ろにスクロールをし、腕はその動きから流れるようにウェーブさせていきます。
肩のスクロールによって肩甲骨が動き、身体の中心から動かすことでしっかりとしたスネークアームを表現することができます。
ゆるやかな手の動きで華やかさを添え、よりオリエンタルな風を感じることができる動作です。
3,アームアンジュレーション
スネークアームをより肩甲骨の動きを意識して、肩のスクロールをはっきりとさせ、腕の動きはひらひらとした華やかではなく、じっとりと動く蛇のように妖艶さを表現することでトライバル色が強くなります。
3.美しいオリエンタルハンド
スネークアームに限らず、踊っている時の指先の動きは印象に残らないようでいて、実は意識するのとしないのでは大きな差を生むものだったりします。
このしなやかで美しい手の動きをオリエンタルハンドといい、中指と薬指をくっつけるとか、中指に力を入れる…など意識するところは人それぞれのようですが、指先のそのまた先まで美しい手のモーションは続いているという気持ちで、一つ一つの手の動作にも気配りをすることで踊りにも違いが生まれてきます。
4.肩甲骨を意識してみましょう
日常生活ではなかなか使わなくなった肩甲骨ですが、スネークアームの上達には肩甲骨の動きが欠かせません。
肩コリや四十肩、五十肩の予防にもなりますので、背中をギューっと閉じて肩甲骨を寄せたり、猫背のように背中を開いて肩甲骨を丸めたり、肩を上げ下げしてみたりと肩甲骨を意識して動かしてみましょう。
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