大人バレエクラスに行ってみると、クラスメイトに様々な世代の方がいらっしゃることを感じると思います。同じレッスンを受けていても、年代によって出来ること、必要なことは様々です。 そこで、「20代から始めるバレエのレッスン内容」について、考えてみたいと思います。
1.ストレッチと筋トレで目指すもの
一般的に、大人バレエクラスでバレエが全く初めての人向けクラスではストレッチと筋トレが含まれているケースが増えてきました。
理由は怪我防止と、踊るために必要な筋肉をつけていくためです。
内容は主に腹筋と、お尻の筋肉、足底、足首などの筋力をつけていくことが多いです。
少し慣れてくると気が付いてくると思いますが、バレエはバレエをするために必要な筋肉がないと、
先生が教えてくださる、踊るための身体の使い方を感じることやコントロールが出来ないのです。
20代という若さは、踊りをする上で身体的にもまだまだ可能性ある年代ですので、是非ともレッスンの中で行うトレーニングでしっかり身体を作ってほしいと思います。
上手になりたいと思われる方は、まずは筋力UPが絶対におススメです。
2. 初心者クラスの時間配分や内容
通常バレエのレッスン時間は、1クラス1時間30分~2時間程度で、大人の初心者クラスでも多くが1時間30分程度と思います。
内容は、全くの初心者クラスであれば、フロアーでのストレッチと筋力トレーニング、バーレッスン、センターレッスン。
ある程度の経験者クラスであれば、バーレッスンとセンターレッスンになります。
ストレッチや筋トレが含まれるクラスであればその分の時間が必要になるため、バーレッスンとセンターレッスンでは他のクラスより学ぶ動きが少なめになります。
そもそも、初心者クラスは動きに慣れていないので、動きの数が少なくても十分満足できる内容になっています。
ストレッチなどが含まれない大人クラスでレッスンをされる初心者の方は、レッスン前に自主的にストレッチや筋トレをすることをお薦めしておきたいと思います。
3.20代の若さなら覚えてほしい動きの順番
バレエのレッスン中、意外と苦労するのが先生に言われた動きの順番を覚えられない、パの名前を覚えられない等、記憶に関することです。
これは、どの年代でも大人バレエクラスで遭遇する“問題”でもあり、これがクラス中の笑いを誘うきっかけにもなるのですが、
本来、順番を正しく覚えるのは生徒の義務ともいえることなので、笑って許してくださる先生に甘えずにどんどん覚えて行って欲しいと思います。
また、覚える必要があるのは動きの順番だけでなく、動き<パ>の名前、方向、手の形、脚の順番etc…
バレエは動きの名称などにフランス語がつかわれているため、
私達日本人にはなかなか縁遠い感覚がありますが、今は沢山のバレエ用語集などが出版されていたりインターネットに掲載されておりますので、
こちらも積極的に覚えて頂きたいと思います。
実際、名称も順番も覚えないと身につかないのも事実ですから、20代という若い脳をお持ちの皆さんには、どんどん覚えて頂きたいと思います。
バレエをすると思わぬところで、メリットがあるなと思う時があります、それが私も「記憶力」でした。最初はあんなにわからなかったのに、気が付くと先生に口で言われただけで、動きが分かるようになってきます。
若い皆さんならあっという間に出来るようになると思いますので、レッスンを楽しみながら、挑戦していって欲しいと思います。
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