年齢を重ねていくことで柔軟性が下がると思われている方も多いと思いますが、なぜ年齢を重ねていくと体が硬くなる気がするのでしょうか。そこで、「30代後半から40代前半で始めるバレエの柔軟性」について、考えてみたいと思います。
1.ストレッチは身体を温めた後に
柔軟性と聞くと、ついつい前屈して手が床につくかとか、開脚したら脚は180度に開き、前にぺたーんと上半身がつくか?なんてことを考えがちですが、
肩こりや腰痛も、“身体の硬さ”が原因であったりします。
そこでバレエをするしないに関わらず、30代後半からの皆さんに積極的にお薦めしたいのが、痛くない範囲でするストレッチです。
ストレッチが硬い身体にとっては有効なのは皆さん十分にご存知だとおもいますが、身体の硬い人ほどストレッチが苦手だったりします。
そこでこれから行っていくストレッチは、絶対に痛いところまでしないことと、身体を温めてから行うことを心がけて頂きたいと思います。
30代後半からの“身体が温まっている状態”は、バレエレッスン直後位の汗をかいて体の芯から暑いぐらいの状態をイメージしていただけるといいと思います。
ですので、ストレッチはレッスンの後にされるのがベストです。
ご自宅でされる場合は、お風呂から上がった後というよりは、お風呂の中で汗をかきながらがちょうど良いぐらいです。
冷えた身体でのストレッチは、ケガをする可能性が高いので、くれぐれもご注意いただきたいと思います。
2.どんなストレッチがいいか分からないときは動画サイトの活用も
バレエレッスンの後のストレッチがタイミング的に一番効果的と言われても、誰もが一人スタジオに残ってストレッチが出来る環境ではないと思いますし、
自分でストレッチをやってくださいと言われても、何をしたらいいかよくわからない方も多いいと思います。
そこで活用していただきたいのがインターネット。最近は皆さんスマホをお持ちですから、意外と簡単に動画サイトを見ながらストレッチをすることができます。
例えばYou tubeにある「筋トレTV」の「60分ストレッチ 全身を徹底的にストレッチする」などは、ストレッチ初心者にとてもお薦めです。
動画サイトでは他にも沢山のストレッチに関する動画を見ることができますが、身体が硬いと自覚している30代後半から40代前半または、それ以降の世代の方々は、
決していきなり「バレエストレッチ」とか「体が硬い人でも必ず開脚が出来るようになるストレッチ」などをしないことです。
多分動画をご覧になれば、「体が硬い人でも」とか、「誰でもできるようになる」とか言われても「ひえー」と思われると思います。
そう感じたものは、バレエのレッスンを通して十分柔軟性に希望が見えた時から取り組んでいただければと思います。
まずはバレエをしているといっても、十分一般人な自分が出来るストレッチから、痛みを感じない範囲で始めて頂きたいと思います。
最近では柔軟性に女性ホルモンの影響が関与している可能性があると言われていますが、詳しくは現在調査中のようです。 いずれにしても女性ホルモンの影響を受けやすくなる年頃ですので、筋肉の柔軟性をあげることで、基礎代謝を上げ、血流を良くして、成人病にならないように健康管理の面からもストレッチを生活に取り入れて頂きたいと思います。
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