今現在、水泳の中ではクロールを泳ぐ際に必ず使われているターンの方法がクイックターンです。
初心者からみればクイックターンは難易度が高そうに見えますが、実はそこまで難しいターンではありません。
1.水泳のクイックターンの仕方
クイックターンは、泳ぎながら、だいたい5メートルラインを越えたあたりで、体を前回りで回転させ、足を壁に向けて、壁を蹴るというターン方法になっています。
蹴った後には前に進みますがが、その際に両手は蹴伸びの姿勢で、ストリームラインを意識したポーズを取るようにします。
少なくとも、壁を蹴る直前には蹴伸びのストリームラインを意識したポーズができているようにしましょう。
前回りで体を回転させなくてはならないという手間はありますが、その分だけ次の直線に入るまでの時間が早く、かなりスピードが出やすいターン方法になっています。
主にクロールや背泳ぎでクイックターンは使われています。クロールは一応クイックターンもタッチターンも使うことはできるのですが、クイックターンが主流になっています。
ちなみに、ターンをしてから体が浮くまではキックをしてはいけないことになっています。
あくまでも水泳のルール上なので、個人でやる分には好きにしてもいいでしょう。
2.水中で回るコツ
クイックターンで一番大切なのが、水中で体を回転させることです。
この回転が上手くできないのではないか、と思う人がクイックターンが難しいと感じるのでしょう。
ですが、これができないと水泳のクイックターンはまず無理です。
ただ、水中で前回りで回転することは、地上と違って、意外と簡単にできるのです。
まずは立った状態から練習をしましょう。
立った状態から、体を丸めて、前に体を倒そうとすると、案外体は簡単に回ります。
その際には鼻から息を出すようにして、鼻の中に水が入らないようにしましょう。
これが出来ていれば、ターンへの恐怖は完全に無くせると思います。
また、泳いでいる最中だと勢いがつくので、体の回転が非常に簡単にできます。
初心者の方がやろうとすると、ついついターンの前に勢いを殺してしまって、多少勢いが足りなかったりしますので、手を使って勢いを付けても大丈夫です。
ただ、クイックターンを早くするのなら、体の横に手を付けておいて、蹴るタイミングでストリームラインをしっかりと意識できるように事前に準備をしておくとベストです。
そうすると、クイックターンの最大の魅力であるスピードを殺すことなく、綺麗なターンをして次の25mないしは50mを泳ぎだすことができるようになります。
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