乗馬で負いやすい怪我とその予防方法

どんなスポーツでも怪我はしないに越した事が無いですが、避けられないこともあります。

バレーボールやバスケットボールの選手は、普通の人よりつき指をするリスクは高いでしょうし、サッカー選手は、打撲や捻挫をするリスクが高そうです。

今回は、乗馬で受けやすい怪我について説明したいと思います。

1.乗馬での怪我 その1 落馬

皆さんが乗馬での怪我と言って思いつくのは、やはり「落馬」ではないかと思います。

落馬したら致命的な怪我を負うのではないかと思っている方も少なくないはずです。

実は、落馬はそんなに痛いものでもなく、きちんと足から落ちれば怪我することも殆どありません。

たとえ落馬したとしても、馬が暴走してとか飛び跳ねてという事は、初心者の間は無いと思います。

なぜなら、初心者がレッスンで使う馬は、おとなしく良く調教されているものを選びます。

暴れる可能性のある馬や、物音や何かの動きに過敏に反応するような馬は初心者には乗せません。

落馬しないに越した事はありませんが、乗馬に落馬はつきものです。

乗馬で落馬を避けて通ることは、まず不可能かと思います。

競技選手、競馬の騎手等は、それなりに危ない事もしますし、馬も血気盛んな気の強い馬にも乗るので、落馬により大怪我をする事はあります。

しかし、初心者が落馬するのは、初めての速歩や駆歩の時が多いと思いますが、速度はそんなに出ていないはずですので、手綱を持って落ちれば、殆ど足から着地できます。

それに、ちゃんとした馬場は厚く砂が敷かれているので、上手くおちればあまり痛くはありません。

ただ、落ちたときに足首を捻挫したり、しりもちをついて打ち身になったりする事はあると思います。

落ちそうになったら、無理に馬にはしがみつかないで、手綱を持って落ちましょう、そうすれば頭から落ちる事はまずありません。

乗り手が落ちた重みで、手綱も引かれるので馬も止まります。

ただし、人間が落ちた事にびっくりしたり、急に手綱が引かれたことに驚いて、首を振る馬も居ます。

落馬した後に、馬が止まる気配が無かったら、手綱から手を離してください。

本来、放馬は駄目なのですが、初心者の場合はどうにも出来ないと思いますので、馬を抑えるのは周囲のベテランに任せましょう。




落ちる時に、必ず気をつけるべきことは鐙に足が引っかかり宙吊りにならないように、鐙は浅めにはきましょう。

初心者のうちは鐙を深くはきがちですが、鐙を浅く履きなさいと言われるのは、落馬時の事も考えてです。

2.乗馬での怪我 その2 お世話中の怪我

乗馬にまつわる怪我は、騎乗時より馬のお世話をしているときの方が多いと思います。

馬の中には、意外と噛む癖のある馬もいます。

蹴るより、噛む癖のある馬の方が多いと思います。

馬に牙は無いのですが、がっしりした大きな歯です。

顎の力もあるので、思い切り噛まれたら指などは骨が砕けるか、食いちぎられます。

いきなり馬の前に手を出したり、声もかけないで近寄ったりはしないようにしましょう。

本来、馬は臆病で神経質な動物ですので、驚く事によって暴れたり、攻撃をしてきます。

そして、おやつ等をあげるときは、指で持つのではなく、手のひらに載せてあげるようにしましょう。

かまれたりした場合、怪我を最小限にする為にも、お世話するときは夏でも薄手のジャンパーやトレーナーを着用する事をお勧めします。

あとは、足癖の悪い馬もいます。

あからさまに蹴ってくるような危ない馬は、普通の乗馬クラブには居ないと思いますが、、、

ばたばたと足踏みをして威嚇したり、わざと人間の足を踏もうとする馬も居ます。

馬はだいたい500kgは有るので、踏まれると痛いのですが、ちゃんとブーツを履いていれば、痣になるぐらいで骨折する事は少ないです。

もし、足を踏まれたら、馬の肩を押しましょう。

そうすれば、馬は動いてくれます。

お世話中も万が一の場合に備えてヘルメットはかぶって、ブーツははいておきましょう。

3.乗馬での怪我のリスクを軽減するには

馬は、人間となつき十分にコミュニケーションの取れる動物ですが、やはり別の意思と思考をもった動物です。

怪我をしないに越した事はありませんが、別の意思を持つ動物を扱うという点では、どうしても不可抗力の事故や怪我が起きてしまう事もあります。

怪我を防ぐ為には、乗馬をする前には十分にストレッチ等をし、身体を温めておきましょう。

そして、乗馬中の怪我や、お世話中の怪我を防ぐ為にも、ヘルメット、ブーツ、手袋、プロテクター等の装備はきちんと身につけておきましょう。

初心者の間は、長袖を着用してレッスンを受けることをお勧めします。




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この記事を書いた人

当サイトの管理人。元々無趣味な人間だったが、様々な趣味を試すうちに、今では超多趣味人間に。同じように趣味を探している人の役に立ちたく、本サイトを運営しています。

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