フィギュアスケートのステップにおけるモホークとはどのようなものでしょうか。ステップの中ではそれほど難しくはありません。ジャンプ前の助走のステップやつなぎ的な役割もします。
1.モホークとは
フィギュアスケートのモホークとは滑る足を右足から左足、あるいはその逆に置き換えてターンすることを言います。フォークの種類は全部で4種類あります。
両足ともインで滑る場合のインサイドモホークとアウトで滑る場合のアウトサイドモホークがあります。また踏み替える足を滑っている足いわゆるスケーティングレッグの前に置くのをオープンモホークといい、後ろに置くモホークをクローズドモホークといいます。
2.モホークを上手に滑るためのポイント
フィギュアスケートのモホークを上手に滑るためのポイントを考えてみましょう。例えば、フォアの右足のインで滑っているとしましょう。その時スケーティングレッグである右足の前のくるぶし辺りに、左足を寄せて左足バックのインでモホークをする場合を考えてみましょう。
その時の注意点は、右足で滑っているので滑っていく方向に直角に肩や腰の位置があるのが普通です。しかし、モホークをする場合、肩や腰を開かないといけません。
モホークをする瞬間は 、滑っていく線上に、左右の腰があり、そのままの状態で左足を寄せてきます。そして丁寧に踏み替える必要があります。
バランスが難しく、体重移動がうまくいっていないと体が左右にぶれてしまい、上手くモホークができません。
また、右足と左足も両方インサイドでしっかり滑っていないとスムーズな流れにはなりません。また 足元が難しいからといって下を向いたりすると、姿勢が崩れてしまいますのでよくありません。
必ず顔をあげたまま、見る方向は 右足で滑っている時は右前方を、左足に置き換えた時は左、つまり 進んでいく方向と逆を見ることになります。
今の状態を肩や腰だけで言うと、最初右前方に直角にあった肩や腰を少し開いていき、左足に移した時には後方に向かって直角です。
モホークを練習している時に多いのが、腰をしっかり止めれていないので回っていってしまうことです。回転を止めるために手を逆向きに少しひねってあげると良いでしょう。
いきなりリンクに降りてモホークの練習をすると難しい場合がありますので、最初は陸上やリンクサイドの手すりなどを持って、練習するのが良いでしょう。 その際必ず滑っているというつもりで、インやアウトをしっかり出して使い分ける必要があります。
フラットと呼ばれる真っ直ぐ立った状態のエッジではモホークはできません。しっかりとしたエッジ傾きと上半身のバランスが大切です。両手は大きく広げて、肩の力を抜いてうまくバランスを取るようにしましょう。
フィギュアスケートのモホークでターンした時に回ってしまうようでしたら、肩を逆にひねるように意識してみましょう。少し腰を止めるのを手伝うことができます。ポイントを押さえて、繰り返し何度も練習する事が上達への近道です。
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