アーチェリー未経験者の方が弓を引くと、かなりきついですよね。
アーチェリーは普段の生活で使わない筋肉をフルに使う競技ですから、しっかりとした筋トレをする必要があります。
1.アーチェリーに必要な筋肉
そもそも、アーチェリーに必要な筋肉とはなんでしょうか?
よく、「筋トレといえば腹筋、腕立て伏せだ」とスタンダードな筋トレメニューを教えている学校の顧問の先生がいますが、実は腹筋、腕立て伏せでつく筋肉はアーチェリーをプレイするにあたって直接的には重要ではありません。
しかし、無駄なことは全くありません。
基礎筋力をつける意味では、腹筋、腕立て伏せは大きな影響を与えます。
また、合わせて背筋を腹筋と同じ程度鍛えることで、体幹を安定させやすくなります。
直接的にアーチェリーに必要なのは、腕のインナーマッスル、と肩甲骨付近の筋肉となります。
2.アーチェリーに必要な筋肉を鍛える
先ほども説明したように、基礎筋力を身に付けるために、腹筋と背筋、腕立て伏せは重要な筋トレとなります。
アーチェリーはとにかく時間のかかるスポーツですから、走り込みで体力をつけることも大事です。
1.押し手を鍛える
身体だけでできる筋トレで鍛えられるのは押し手の筋肉です。
押し手はフォームの説明をした際に申し上げたように、肩の入りが重要となってきます。
押し手が負けてしまうと肩が詰まってしまい、クリッカーを気持ちよく離せなくなってしまいます。
まず、床に向かって立て伏せのポーズをしたあと、引き手を顎下のフルドロー状態の位置にし、1分~2分そのまま押し手で体重を支えてみて下さい。
最初はかなりきついです。
しかし、続けていくと軽々とできるようになります。
この時、押し手の肩が入っていることと、腕が返っていること、床と腕が垂直になっていることをしっかり意識してください。
これを、1分休憩を入れつつ3セット~5セットやると、結構な効果が期待されます。
2.引き手を鍛える
引き手を鍛えるにはやはり、弓を引くのが一番でしょう。
なお、初心者の方でリリースまで練習したい方は太いゴムを結んで練習すると良いです。
実際の引き方がわかるうえ、リリースの離し方も勉強になると思います。
フルドローまでをスムーズにしていきたいのなら、素引きをしていきましょう。
1、2と数え弓を引き、フルドロー状態でさらに1,2と数え、3で弓を戻します。
この状態を10回繰り返して1セットという風にやってみるとかなりきついので、効果覿面だと思いますよ。
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