アーチェリーにおいて、弦を引く際に使用するのがタブですが、その種類は数多くあります。
手の形、指の長さによってタブの形も変わっていくので、種類や選び方、調整の仕方について紹介していきたいと思います。
1.アーチェリーの重要な道具、タブの構造
タブとは牛革やコードバンと呼ばれる皮でできた取り掛けにかかる部分と、手のひら辺りにかかるプレートの部分で作られています。
コードバンは高級な皮のことを指すため、初心者の方は注意してタブ選びをしましょう。
プレート部分の裏側に指を通す輪があり、そこに中指を通し使用します。
この輪をフィンガースペーサーといい、個人の指に合わせて調整が可能です。
タブの種類によりますが、アンカーに入りやすいようにアンカーパッドと呼ばれる2㎝ほどの板がついているものもあります。
小指がうまくつかない方向けにはピンキーレストと呼ばれる小指掛けもあります。
いずれも取り外し可能なので、サイドアンカーの方にとってはアンカーリングを助長する大切な部分となりますし、センターアンカーの方で必要のない場合は取り外したまま使用することができますね。
タブにはXS、S、M、Lの大きさがありますが、あくまでアンカーリングの邪魔にならないよう、手の大きい方でも少し小さめのサイズを購入することをおすすめします。
2.アーチェリーの重要な道具、タブの種類
タブの種類を挙げるときりがないため、大体のタブの種類をご紹介します。
また、性能を元に向き不向きも一緒に説明していきます。
1.Nタブ、FITタブ
いずれも初心者向けのシンプルなタブとなります。
といっても、中級者、上級者の方も使用している比較的誰でも使いやすいタブとなります。
プレートが金属製のものが一般的になっておりますが、ゴム製のものもあり、アンカーパッドがついていない種類もあります。
2.セーカータブ
セーカータブはプレートが金属製で、手のひら全体に三角型のプレートがついている製品です。
深掛けやその他の理由で、手の甲が曲がってしまう方はこのプレートですと真っ直ぐになるように矯正されて良いと思います。
三角型のプレートにメリットを感じない方でしたら、セーカータブ2と呼ばれるものもあります。
セーカータブ2はセーカータブの三角型のプレートが通常の四角いプレートになっているタブです。
少々小さめのプレートなので、アンカーリングを邪魔しない高性能と思われます。
3.エリートタブ
エリートタブは世界的にも利用している選手が多くいます。
セーカータブ2よりも四角いプレートなため、アンカーパッドなどの付属品を駆使した方が良いと思われます。
なお、あくまでタブはアーチェリープレイ中にシューティングの支えとなる道具ですので、取り掛けの位置をしっかり把握したうえで使用しないと性能を持て余すことになるので、注意しましょう。
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