ダーツのプラクティスメニューの中でもなかなかマニアックな位置にあるハーフイットですが、実はメンタルを鍛えるのに物凄く良いゲームとなっています。
基本ルールはそのままでハードルを上げる事も可能で、とても奥の深いゲームです。
これもプラクティスメニューなのですが、対戦形式でやると盛り上がります。
1.ハーフイットの遊び方
プラクティスメニューからハーフイットを選択してプレーします。
1ゲーム9ラウンド固定で、1ラウンド毎に狙うターゲットが決まっています。
15、16、ダブルエリア、17、18、トリプルエリア、19、20、ブルの順番で狙っていきます。
スタートで持ち点が40点あり、指定されたターゲットの得点が加算されていきます。
そのエリア以外は全て0点です。
各ラウンドで指定されたターゲットに1本も入れられなかった場合、持ち点が半分になってしまいます。
1本でも入れれば半分にはなりません。
このゲームの良く出来ているところは、序盤のターゲットより後半の方が点数が高くなってくる為プレッシャーがより襲いかかってくる事と、ダブルとトリプルのエリアがある事と、最後にブルが用意されているということです。
つまり、ナンバーを上手くクリアしたら最初の壁がダブルエリア、そこをクリアしたら段々点数が高くなり、次の壁がトリプルのエリア、19、20の高得点で稼いだら最後ブルに1本は入れないと今まで積み上げて来た得点が半分に…。
更に、ハーフイットはセパレートブル設定なので、シングルブルとダブルブルで得点が違うのも良く出来ています。
高得点を狙うなら各ナンバーからトリプルを狙いたくなりますが、もし1本も入らなかったら半分になる…。
ここがハーフイットの勝負の分かれ目です。
相手のミスを待つか、攻めに転じるか。
投げる本数はお互い同じなので、条件は同じな為、戦略と精度が勝敗を決めます。
1.オプションがある
実はこのハーフイットにはオプション機能があります。
オプション無しでやった場合は1本でも入ればそこから加点が始まりますが、オプションを追加すると、2マーク目から加点開始〜4マーク目から加点開始、加点まで至らなかったら点数半減というかなりハイレベルな設定の出来るオプションがあります。
クリケットナンバーはトリプルが使えるからまだ何とかなるのですが、恐ろしいのはダブルエリアとトリプルエリアとブルエリアで、もし4マーク目から加点開始のルールでやった場合、ダブルエリアとトリプルエリアは2本は絶対に入れないと点数半減、ブルに関しては3本入れるのは必須で加点する場合はそのうちの1本はダブルブルに入れなければなりません。
これはプロでも半減無しでクリアするのが難しいレベルなので、まずは設定無しでやってみて下さい。
2.ハーフイットの基本的な戦略
まずは得点が半分になってしまう3本ミスをしない事が大前提です。
実はこれが簡単なようでとても難しい事なので、最初はナンバーエリアはシングルを狙う事をオススメします。
1本目からシングルに入れる事が出来たら、2本目はトリプルにトライして、トリプルに入ったら3本目もトリプルにトライ、2本目がシングルだったら3本目もトリプルにトライ、2本目がミスだったら3本目は確実にシングルが理想です。
鬼門となるのがダブルとトリプルのエリアです。
いくらそのエリアならどこでも良いと言ってもターゲットが小さい事と0本だったらハーフになってしまうというプレッシャーがかかります。
ダブルでもトリプルでも20のエリアが1番高得点になりますが、もし得意なナンバーがあるのならそのエリアのダブル、トリプルを狙う事をオススメします。
ダブルエリアの場合は16、トリプルエリアの場合は18を直前に狙っているのでそのエリアを狙うのも制度を上げるコツです。
1本目か2本目で得点半減を逃れたら残りの本数で高得点の20エリアを狙うのもありです。
そして最後のブルですが、このブルが最後なのが非常に厄介で、8ラウンドで毎回違うエリアを狙ってからの中心狙いなので、距離感がブルを狙い続けている時より狂っている事が多く、ミスが出やすいです。
更にここでもしノーブルをやってしまったら今までの得点が半分になってしまうので、相手にブル1本でも入れられたら逆転負けもあり得ます。
ブルしかないので今までのような誤魔化しや戦略なんてものは無く、求められるのはプレッシャーに勝てるかの一択です。
1本入ればオッケーくらいの気持ちで入りましょう。
ここでハットトリックなんて考えると、1本目が入らなかっただけでプレッシャーとテンションダウンに繋がってしまいます。
1.大事なのは今出来る事をやる
まず最初の目標は最後まで点数半減無しでクリアする事です。
これが当たり前に出来るようにならない限りナンバーエリアでトリプルに入れるなんて事は不可能です。
0本だったら点数半減というプレッシャーが自動的に襲ってきてくれるとても良心的なゲームなので、自分の実力を試すのにも、底上げするのにもオススメのゲームです。
そして、クリケットナンバー、ダブル、トリプル、ブルと、01とクリケットゲームでメインで使用するターゲットを狙う練習をプレッシャーを感じながら的確に練習出来るので、とてもオススメなゲームです。
これは1人でプレーするより2人以上でプレーする方が、相手からのプレッシャーも追加されるのでより良い練習になります。
みんなで点数半減ばかりの展開も内容的にはよろしくないですが、とても盛り上がります。
最終スコア1桁なんて事もあったりするので、自分の現実を見るにもぴったりなゲームです。
プレーしている人をあまり見ないゲームなのですが、個人的には凄いオススメなゲームなので、是非練習、対戦に取り入れてみて下さい。
コメント