朝一に筋トレを行う人もいれば、仕事終わりに行う人もいます。
筋トレ効果を得るためには筋トレを継続させることはもちろん、自分に適したタイミングで行うことも非常に重要になります。
そこで今回は、筋トレを行うベストなタイミングについて考えていきたいと思います。
1.朝一のタイミングで筋トレを行うメリットとデメリット
中には仕事に行く前に筋トレを済ましてしまう人もいるでしょう。
では、朝一に筋トレを行うメリットとデメリットを挙げていきます。
1.メリット
まず挙げられるメリットは「1日を気分よく過ごすことが出来る」ということです。
筋トレには脳内における快感物質の分泌量を高め、気分を高揚させてくれる作用があります。
朝一に筋トレを行うことにより、1日の早い段階から気分を高揚させることが出来るので、1日をハッピーに過ごしやすくなります。
そして、次に挙げられるメリットは「ダイエットしやすい」ということです。
朝一というのは長時間の就寝から目覚めて間もないので、身体の中のエネルギーが少ない状態になっています。
その状態で筋トレを行うことにより、体脂肪をエネルギーとして使いやすくなるのでダイエットには適したタイミングになります。
2.デメリット
一方、デメリットは「筋肥大効果はあまり高くない」ということです。
先程、朝一はエネルギー不足状態になっていると言いましたが、当然この状態で筋トレを行なっても、最大限のパワーを発揮することが出来ません。
効率的に筋肉をつけたいのなら高重量での筋トレが効果的となるので、朝一の筋トレは筋肥大だけを見ればあまり良いタイミングとは言えません。
2.日中に筋トレを行うメリットとデメリット
休みの日なんかは日中に筋トレを行う人が多いと思います。
ではメリットとデメリットを見ていきましょう。
1.メリット
日中に筋トレを行うメリットは「筋肥大効果が高い」ということです。
日中と言うのはヒトが最も筋力を発揮しやすい時間帯です。
と言うのも、起床してからある程度の時間が経過しているので、脳も身体も完全に覚醒した状態になっていますし、朝食、昼食が消化吸収され身体の中にエネルギーが満たされた状態でもあるからです。
この状態で筋トレを行うと、持っている力を100%発揮することが出来るので筋肥大効果は非常に高くなります。
2.デメリット
日中の筋トレにおいてはデメリットは特にありません。
強いて言うなら「筋トレ以外のスケジュールが立てづらい」ということでしょうか。
時間を要する作業や外出がある場合、朝一や夜に筋トレを行う方が1日の計画を立てやすくなります。
3.仕事終わり(夜)に筋トレを行うメリットとデメリット
多くの人は仕事が終わってから筋トレを行うと思います。
では、そのメリットとデメリットを見ていきましょう。
1.メリット
まず挙げられるメリットは「筋トレが仕事に影響を与えない」ということです。
仕事前に筋トレを行うと気分は高揚しますが、身体的な疲労はどうしても蓄積してしまいます。
仕事が肉体労働の場合、仕事前に筋トレを行うと仕事の能率に影響が出るかもしれません。
そういう意味では仕事終わりのタイミングでの筋トレは良いかもしれません。
そして、もうひとつのメリットは「筋力を発揮しやすい」ということです。
日中に行う場合と同じく、夜は身体にエネルギーが満たされているので筋力を発揮しやすくなります。
2.デメリット
デメリットとして考えられるのは2つあります。
ひとつは「睡眠に悪影響が出る可能性がある」ということです。
筋トレは交感神経を強く刺激しますので、筋トレ終了からしばらく時間を置かいないと脳が落ち着いてくれません。
ですので、あまり遅い時間帯に筋トレをしてしまうと入眠障害に繋がり、結果的に筋トレ効果が薄くなってしまう可能性があります。
もうひとつのデメリットは「筋トレ終了後の栄養補給が限られる」ということです。
筋トレ効果を最大限に引き出すためには、筋トレ終了後に複数回の栄養補給をすることが重要になります。
しかし、夜に筋トレを行う場合、筋トレ終了から睡眠までの時間があまり長くないため、食事を複数回摂ることが困難になります。
そういった意味では、夜の筋トレは筋力を発揮しやすい反面、筋トレ終了後の栄養補給がしにくいため「筋肥大効果は微妙」という結論になります。
4.筋トレを行うベストなタイミングとは
以上、筋トレを行うタイミングによるメリットとデメリットを挙げてきましたが、筋肉をつけたい場合「自分のライフスタイルに合ったタイミングで筋トレを行う」というのがベストな選択となります。
今まで夜に筋トレを行なっていた人がダイエットしたいからと言って、無理やり朝一に筋トレを行なったとしても、結局時間の変更がストレスとなってしまい、筋トレ効果を十分に得ることが出来なくなります。
逆もまた同様です。
結局は「自分にとってストレスのないタイミングで筋トレを行う」というのがベストタイミングとなるでしょう。
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