筋トレをやり始めて、にきびが増えてしまったということを良く耳にします。
しかし、本当に筋トレと肌荒れに何か関係性があるのでしょうか。
今回は筋トレが肌の調子に与える影響を考えていきましょう。
1.男性ホルモンによる影響
筋トレは男性ホルモンの分泌を促すことが多くの研究で明らかにされています。
男性ホルモンは皮脂の分泌量を増やす作用があります。
正しい方法で洗顔を行わないと過剰な皮脂が毛穴に溜まり、そこに雑菌が湧いてしまいます。
これがにきびの大きな原因となるのです。
ですので、元々男性ホルモンの分泌量の多くない人が急に本格的な筋トレを始めた時に、特ににきびができやすくなるのです。
2.腸内環境の悪化による影響
筋肉をつけたいなら、タンパク質を大量に摂取する必要があります。
しかし、タンパク質は腸内の悪玉菌の餌となりやすく、タンパク質の摂取量が増えるほど、腸内環境が悪化しやすくなります。
腸内環境が悪化すると、大腸内で有毒物質が発生するようになり、それが血液に吸収され全身を巡ります。
これがにきびや肌荒れの原因となるのです。
3.肝臓の負担増による影響
タンパク質の大量摂取は肝臓にも大きな負担をかけます。
肝臓の機能のひとつに「有害物質の無毒化」があるのですが、肝臓がタンパク質の代謝に忙しくなると、どうしても有害物質の無毒化の効率も悪くなってしまいます。
すると、腸内環境の悪化と同じく、有害物質が血液に乗って全身を巡り肌荒れの原因となってしまうのです。
4.筋トレによる肌荒れを防ぐには
筋トレによる肌荒れを防ぐには、上の3つの原因をひとつひとつ潰していくしかありません。
1.男性ホルモンによる影響を防ぐ
まずは、男性ホルモン分泌増加による肌荒れです。
男性ホルモンは筋肉にとって欠かせないホルモンですので、分泌量自体を下げることは良くありません。
ですので、正しい洗顔方法により皮脂を過剰に作り出さないことが大切になります。
一般的に「正しい洗顔」をするには以下のようなことを意識する必要があると言われています。
・洗顔フォームをよく泡立てる
・手の平で優しく洗う
・1日に1~2回にとどめる。洗顔のやり過ぎは皮脂分泌を促進させるので逆効果である
2.腸内環境の悪化による影響を防ぐ
腸内環境を改善するには善玉菌を含む食品を摂るのが最も効果的です。
ヨーグルト・納豆・漬物・キムチなどの発酵食品には善玉菌が豊富に含まれるので、こういった食品を出来るだけ毎日食べるようにしましょう。
また、食物繊維は腸内で善玉菌の餌となるため、野菜や穀類から食物繊維を多く摂ることも重要になります。
3.肝臓の負担増による影響を防ぐ
筋肉をつけたいのならタンパク質の摂取量は減らすべきではありません。
その代わりに肝機能を高める作用のある栄養素を摂るようにします。
肝機能を高める作用が期待できる栄養素は以下の通りです。
・ビタミン全般
・オルニチン
・タウリン
もちろん、これらは食品からでも摂取が可能ですが、効率的に摂取したい場合はサプリメントでの摂取がオススメです。
コメント