筋トレ効果を最大限に引き出すにはバランスのとれた栄養摂取が重要になります。
中でも、意外と無視されがちなのがミネラルです。
ミネラルは「必須栄養素」であり、生命活動はもちろん、筋肉をつけるうえでも非常に重要になる栄養素です。
そこで今回は、筋トレ効果を上げるために特に重要になるミネラルを紹介していきます。
1.カルシウム
ご存知の通り、カルシウムは主に骨の構成成分として使われるミネラルです。
その他、筋収縮などの神経伝達などにも使われます。
よく「イライラするのはカルシウム不足が原因」と言われますが、それは違います。
血中のカルシウム濃度というのは何があっても一定値が保たれており、カルシウムの摂取量が少ないからと言って、血中濃度が変わるということはありません。
しかし、その不足分は骨に蓄えられているカルシウムが使われるため、カルシウム不足は骨の弱体化に繋がってしまいます。
筋トレは筋肉はもちろん、骨にもある程度の負荷がかかるので、骨を弱らせないことは非常に重要になります。
1.効果的な摂取量
厚生労働省によると1日のカルシウム推奨量は成人の場合で約550~700mg程度となっています。
カルシウムは乳製品に多く含まれているため、乳製品をよく飲む場合はサプリメントで追加する必要はありませんが、あまり飲まない場合はサプリメントで摂るのも良いでしょう。
2.マグネシウム
マグネシウムはカルシウム同様、骨の構成成分となったり、補酵素として体内の化学反応をスムーズにする作用があります。
体内で物質が酸化されたり、脂肪が燃焼する際には「酵素」が必要になるのですが、酵素は単体では働いてくれません。
酵素を活性化させるには「補酵素」が不可欠になるのですが、その補酵素として働いてくれるのがマグネシウムなのです。
ですので、効率的に筋肉をつけたい場合はダイエットをしたい場合は、マグネシウムを摂取することが非常に重要となるのです。
1.効果的な摂取量
厚生労働省によると1日のマグネシウムの推奨量は成人の場合で約300mg程度となっています。
マグネシウムはナッツ類やバナナなどに多く含まれます。
ただし、なかなか十分量を摂取することは困難ですので、出来ればサプリメントで摂取することをオススメします。
3.亜鉛
亜鉛もマグネシウム同様、補酵素として働いたり、インスリンやテストステロンなどのホルモンを作る際の材料としても使われます。
特に効率的に筋肉をつけたい場合は、インスリンとテストステロンが非常に重要となります。
ですので、特に男性の場合は積極的に亜鉛を摂取するようにしましょう。
1.効果的な摂取量
厚生労働省によると1日の亜鉛の推奨量は成人の場合で約8~10mg程度となっています。
亜鉛は牡蠣や肉類に多く含まれます。
これらの食品をあまり食べない場合はサプリメントで亜鉛を補給するようにしましょう。
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