アーチェリーで打ち込みの練習をしていると、よほど射形が安定していないと矢が的の中心から外れることが多々ありますが、矢が上下に行く場合には左右の場合とは少し違う要因があります。
1.矢が下に行く原因~アーチェリーの射形~
矢が下に行く原因には上に行く原因と同様、射形だけではどうにもならない要因が挙げられます。
1.矢に関する原因
矢が下に行く原因として挙げられるのは、矢が重いことが原因の一つとなります。
矢の種類を変えたり、弓に対して重い矢を使っているとグルーピングが下に行きやすいです。
また、ノッキングポイントが高すぎると、矢をつがえた際に下向きになってしまうので、矢筋が下がってしまいます。
2.射形による原因
矢が下に行きやすい方は筋力が持続しない、十分でない方が多いです。
原因として引きが甘い、押し手に伸びがないことが主に挙げられます。
また、細いグリップを使っている方に多いですが、ライトグリップになり、上押しが強くなってしまうと、グリップのピボットポイントをうまく押せなくなりますので下に行きやすくなります。
アンカーがきちんとついているのに下がる場合は、顔が前に出ている可能性があります。
顔が前に出ており、アンカーで顔に型が付く場合、その傾向が強いです。
その分引きが十分ではない可能性が高いです。
2.矢が下に行く~対処法~
矢が下に行く場合、改善は簡単かと思います。
1.矢に関することの対処法
まず、十分なフォームができていない限り、重い矢を使うのはやめましょう。
X10という矢がありますが、この矢は上級者が使用する矢と認識してかまいません。
また、70M用の矢でもあり、風圧に対抗できるよう、全体的に重くなる矢です。
初心者の方やポンド数が低い弓を使っている方でしたらあまり重い矢を使わない方が良いと思います。
矢が上に行く原因で説明したとおり、ノッキングポイントを作成するときは、矢と弦が垂直になるように十分に注意しましょう。
2.射形による対処法
十分にフォームが伸び切れていないのが原因と挙げられました。
まず、筋力をつけましょう。
フォームが伸びきることができれば、サイトの数値は少々上がると思います。
それでも下に行く場合は、押し手の肩をしっかり下げ、(骨格によって変わりますが)押し手の肩より、顎が前に出ないように意識すると、顔が前に出ずに打てると思います。
顔にノックの型がついている方は意識してみてください。
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