ストリングを張る際、ただ張るのではなく数値を確認することが大切になります。
なんたってアーチェリーは「数字を気にしながら安定した打ち方が必須」なスポーツです。
1.アーチェリーのハイトとは?
アーチェリーは、ストリングを張ったとき常に同じ長さ、同じ力であることが前提となります。
ストリングコードに合わせた長さで、矢が同じ距離から発射できるようにするために「ハイト数」を合わせます。
ハイトとは弦から弓までの距離を測ったときの長さを言います。
1.ストリングハイトについて
ストリングを張り、最初に図る部分を「ストリングハイト」といいます。
ストリングハイトとは、弦からグリップの一番へこんだ部分(ピボットポイント)までを垂直に測ったときの長さをいいます。
ストリングハイトは低い場合、矢飛びが安定するメリットがあります。
しかし、初速が上がりますが、弓のブレが伝わりやすくなることが欠点として挙げられます。
逆にハイト数が高い場合、矢と弓の接触時間が少なくなり、弓のブレが矢に伝わりにくいというメリットがありますが、弓に負担がかかりやすくなります。
2.テイラーハイトについて
リムの付け根から弦までを垂直に測った長さを「テイラーハイト」といいます。
テイラーハイトは、上下のリムの強さを調整するために測るので、必ず上下を測ってください。
2.ハイトの合わせ方
ストリングハイトもテイラーハイトも「Tゲージ」と呼ばれるT字型の定規で測ります。
ハイト数は弦をねじると上がり、緩ませると下がります。
必ず弓を持った状態で測り、毎回測って毎回同じ数値であることが重要です。
ストリングは打っているうちに少しずつ伸びてくるので、弓を組み立てたときと、アーチェリーをプレイする前、最中に測ると良いでしょう。
1.ストリングハイトの合わせ方
ストリングハイトは、まずTゲージで弦からグリップの一番へこんだ部分(ピボットポイント)までを垂直に測り、一番低い数値を取ります。
適正値は弓の種類や、ストリングコードによっても変わりますが、大体8と4分の3~9くらいが適正となっております。
この適正値は3から9の間であればどの数値でも良いですが、重ね重ね申し上げますが、大切なのは常に同じ数値であることです。
目安として、ストリングコードごとに、64インチは8と4分の1~4分の3、66インチなら8と2分の1~9インチ、68インチなら8と2分の1~4分の1が適正となっております。
2.テイラーハイトの合わせ方
テイラーハイトは、リムの付け根から弦までを垂直に測り、一番低い数値を取ります。
なお、ストリングハイトとは違い、上下のリムから測った値の差で合わせます。
一般的にアンダーリムの方が3㎜~10㎜くらい高いようにしてください。
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