そのスポーツでも準備運動は身体をほぐすのに非常に大切な動きですね。
アーチェリーで使う筋肉や部位を把握したうえで必要な部分を準備運動でほぐしていきましょう。
1.アーチェリーで使う部位
アーチェリーはほかの競技とは違い、走ったりボールを投げたりという直接的な動きはあまりなく、静の中に動きがあるような感覚だと思います。
分かりづらいとは思いますが、要はインナーマッスルで身体の動きを維持しているのです。
直接的に使うのは両腕、両肩、引き手側の肩甲骨周辺の筋肉、弦を引く取り掛けの指の力ですね。
直接弓を持ち、矢を放すのに弓や矢に触っている部分となります。
それだけではないのです。
アーチェリーは体幹が重要なスポーツです。
身体を支える軸として、足で風に対抗できるよう踏ん張り、身体がぶれないようにする必要があります。
そのためにも、インナーマッスルを鍛える必要があるのです。
2.練習前の準備運動
どの準備運動も、8~10秒数えて身体をほぐすことが大切です。
1.腕から肩を伸ばす
まず、直接使う腕を伸ばしていきましょう。
肘を持ち、背中に押し込むような感じで脇から二の腕を伸ばしていきます。
その延長で腕を横に伸ばし、もう片方の腕で二の腕付近を押さえてください。
肩甲骨付近の肩が伸びているのがわかると思います。
2.指から腕を伸ばす
次は指を伸ばしていきます。
矢を抜いたり、弦をひっかける指をウォーミングアップしていきます。
指先を押さえ、手のひらを前にしてください。
この動作で指ももちろんですが、肘の関節から手首までが伸びてくると思います。
押し手側ですと、この部分がほぐれるうえ、押し手の動作の感覚がわかると思います。
指を伸ばしたら、手の甲を押して手首を伸ばしてください。
先ほどの部分と逆の筋肉が伸びると思います。
3.背中側を伸ばす
足を開き、蟹股になったところに肩を入れてください。
肩から腰に掛けて伸びるので、準備運動ということ抜きで、結構気持ちいいですよ。
4.体幹を鍛える
体幹を鍛えるために、準備運動が終わったらランニングもするべきだと思います。
下半身を鍛え、土台がしっかりしていると上半身も安定します。
直接的ではないと舐めてかかってはいけませんよ。
また、通常の試合は矢取りにも行きますし、試合はかなり長い時間拘束されます。
基礎体力を鍛えるとしてランニングが効果的ですよ。
このように、怪我をしないためにも体をほぐしながら準備運動を行うと良いです。
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