アーチェリーの弓具においてハンドルは弓の中心を司っていますが、その次に重要な部分を「リム」といいます。
リムもハンドル同様種類が豊富なため、大体の種類と性能についてご紹介します。
1.リムとは?
リムとはハンドルと弦をつなぐ部分をいいます。
必ず2本使用し、ハンドルの上部に取り付けるリムを「アッパーリム」、「トップリム」と呼ばれ、下部に取り付けるリムを「ボトムリム」、「ロアーリム」と呼びます。
素材は、弦の力による張力に耐えられるように、ハードウッドの芯材にグラスファイバーやカーボンの素材を張り合わせて使われています。
リムが形状を元に戻そうとする力で矢が飛んでいると認識すると、その必要性は絶大だと思います。
2.リムの正しい選び方
リムはハンドルと違い、素材によって性能に大きな違いをもたらすため、慎重に選んだ方が良いです。
1.高いからいいのではない
素材によって性能が違うなら、最初からいいものを使うべきだという方もいます。
確かに5万~10万円するような高いリムは性能がいいと思います。
実際、グレードの高いものはリムの反発力が高く、軽いポンド数で早く矢を飛ばせたり、引いた感じだったり、矢のスピードも違ってきます。
しかし、一つ言えることは、実力も伴わないうちに高いリムを買ってもその性能は生かされないということです。
アーチェリーとは、結局は「フォーム」です。
高いものを買うことは否定しませんが、長いスパンで見てアーチェリーをプレイしていくことを検討しているのであれば、最初は安いグラスリムを買うと良いと思います。
2.「耐久性に優れている」に騙されるな
よく、耐久性に優れていて丈夫なのでおすすめ、という言葉を聞きますが、命の危険を伴う競技であるアーチェリーの道具にある程度の耐久性はあって当然といえます。
もちろん素材によって耐久の程度も違いますので、優れたものを選ぶに越したことはありませんが、リムを長持ちさせるのは保管方法でも十分カバーできます。
使ったら布で拭き、ボウケースにしまうときは布袋に入れて保管するだけで製品の劣化を防ぐことができます。
なお、道具を清潔に保つことは初心者の方においても最低限やらなければならないことなので、注意しましょう。
それこそ長い期間プレイをするにあたって、過度の酷使をする場合はカーボン製のリムを使い、自分のプレイによって買い替えるとよいと思います。
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