大人バレエでしかもこの世代以降はもっとも気を付けたい、ケガ。そこで、「40代後半から50代前半で始めるバレエの怪我」について、考えてみたいと思います。
1.怪我をしたら続けるのが困難なことを覚悟しておく
40代後半以降の世代は、ケガをしてしまったら今後楽しんでバレエを続けるのは困難になると覚悟することは、とても大切なことです。
40代後半になる前からバレエを始めていた大人バレエの方や、これまでに継続的に運動をされてきた方ならまだいいのですが、
この年代から始めたバレエが運動らしい運動しては初めての場合は、大袈裟ではなく、それほど閉経に向けて変化が始まった身体は、今までの経験では判断できないのです。
筋肉痛が治りにくい、ちょっとした痛みが取れにくい、ケガをしても治りにくい、だけでなく、
風邪が長引いたり、ホルモンバランスの影響で、不眠症や目眩、耳鳴りなどが起きたりと、自覚症状があられる方もいらっしゃると思います。
それらを改善するためにもぜひバレエは続けて頂きたいと思いますので、レッスンや日常生活で怪我をしないように、バレエと言う運動習慣を大切にして頂きたいと思います。
2.レッスンを休まないことで運動習慣を守る
レッスンでも日常生活でも、ケガをしないためには定期的な運動を心がけること、つまり運動習慣を持ち続けることによって、筋力や柔軟性の低下を防ぎ、ケガを予防します。
その為に一番簡単に出来ることが、毎週のレッスンを休まないことです。
その為にはレッスン以外の日をどうやって過ごしているかが影響してくるので、ついつい若い頃のようにお付き合いやお出かけ事を続けてしまった時には、
その後の身体のメンテナンスに気を使ってあげて頂きたいと思います。
筋肉痛が治りにくくなるように、お酒を飲めば二日酔いが抜けにくくなりますし、夜更かしによって生じる体調不良も、一晩寝ただけでは改善しなくなってくるのがこの世代です。
レッスンの時体調が悪かったり、レッスンをお休みせざるを得ないことになっては、
定期的な運動習慣をつけたいと言っているのに本末転倒としか言えないことになってしまうので、体調管理、スケジュール管理などにも気を配れると良いと思います。
3.あれ?と思ったらなるべく早くお医者様に。そして休息をたっぷりと
レッスン中に限らず、どこか身体の痛みを感じたり、体調不良を感じた時はなるべく早くお医者様に行かれて欲しいと思います。
今は怪我も病気も早期発見することで大体のことは治療できる時代になりました。また、何かのきっかけで受診することで、別の病気や怪我の予兆をみつけられることもあります。
女性は40代以降は医療と上手に付き合う必要があると言われます。
この年代になったら、頑張って運動することや活動的に暮らすことも大事ですが、その3倍ぐらい休息を取ることも心掛けて頂きたいと思います。
怪我を防ぐ方法も年齢とともに変化するので、柔軟に対応していって頂きたいと思います。
この年代になってくると、当たり前のように健康でいることの難しさを静かに実感し始めますが、丁寧に自分の身体と付き合えば、まだまだバレエを楽しむことも日々の生活を楽しむこともできますので、時にはちゃんと休憩を取りながら毎日を充実させていただきたいと思います。
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