20代後半あたりから少しずつ体力の衰えを感じる時がありますが、バレエレッスンを通していざ動いてみると、改めて筋力が落ちたと感じることがあると思います。そこで、「30代前半から始めるバレエの筋力UP」について、考えてみたいと思います。
1.女性の美しさと筋力
人間の体力は20歳をピークに下降し始めると言われますが、それでも25歳頃まではさほど体力の変化を感じずに過ごせた印象があると思います。
それなのに、27歳頃から徐々に体力の変化を実感しはじめ、30代になると以前とは違うことを実感されることも増えてきたのではないかと思います。
日頃運動をしていないと、30代頃から毎年0.5~1%程度の筋肉量を減らしていくというデータもありますので、
このタイミングでバレエを始められたことは健康面においてもグッドチョイスそのものです。
よる女性の体調不良は、筋肉をつけるだけで大きく変化します。
50歳を目前にした大人バレエの方も、バレエを週に2回から3回3年間続けた頃には、
バレエを始めた3年前より慢性疲労、髪質、歯茎や肌の状態、月経周期やPMSなどの面で、変化があった、改善を実感したという実績もあります。
筋肉が付くと、身体がムキムキになってしまうのではないか?とか、筋肉は重いので筋肉がついて体重が重くなるのが嫌だとおっしゃる方もといらっしゃいますが、
女性が筋肉をつけるということは、月並みな表現ですが確かに美容と健康に良い効果をもたらすので、バレエをきっかけに筋肉UPにも関心を持っていただけたらと思います。
2.バレエ以外の運動も積極的に
大人バレエを始められた皆さんのレッスン回数は一週間に1度が一般的だと思います。
しかし残念ながら週に1度のバレエレッスンではバレエ上達も筋力UPも難しいのが正直なところです。
また、週に2回~3回のレッスンをされている方でも、バレエ上達のためには筋力が必須なので、
一週間にどのぐらいレッスンに行っていても、バレエ以外の運動もぜひ生活に取り入れて頂きたいと思います。
今はお住まいの地域にある公共施設の殆どに、マシンなどを揃えた体育施設や温水プールなどもありますし、
経済的な余裕があるかたは、スポーツジムの利用などもおススメです。
ちなみに、プールの中を歩く水中ウォーキングも含めて、ウォーキングなどの有酸素運動は脂肪燃焼に効果はありますが筋力UPまでには至らないので、
筋力UPのための筋力トレーニングと、脂肪燃焼のための有酸素運動どちらも生活に取り入れられるのが理想です。
3.女性の筋トレは、正確な姿勢と適切な負荷で
今までこれと言った運動をされて来ていない方からすると、筋トレと聞くとバーベル持ち上げたり、
トレーニングマシンでガンガンやるイメージがあるかもしれませんが、ここでいうトレーニングはそうではありません。
スポーツジムなどにあるマシンを利用するのも勿論有効ですが、最初は自重トレーニングといって、ご自身の体重の負荷だけで行う筋力トレーニングで十分です。
自分で出来る方は、ご自宅でトレーニングされるのでいいですし、
自分一人では正確に出来ているのかわからなかったり、サボってしまって続かない方は、自宅ではなく運動施設を利用されることをおススメします。
今では公共施設のトレーニングエリアにもスポーツトレーナーが在籍していますので、自重トレーニングのやり方や、機械の使い方も丁寧に教えてくれます。
マシンでのトレーニングの時は負荷の設定はとても重要になりますので、トレーナーのアドバイスを受けて使用さると良いです。
体力が回復すると、不思議なもので気持ちも明るく前向きになります。仕事や日々の生活でも、物事の捉え方が変わってきたり、運動することで頭がすっきりリフレッシュするのを感じられると思います。ストレスやプレッシャーの多い年代だからこそ、バレエを通して運動のある生活を行うことで心身ともに健康で美しくあっていただきたいと思います。
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