大人バレエでも発表会があり、出ませんか?と誘われてもさすがにこの年齢になると躊躇してしまう方も多いと思います。そこで、「40代後半から50代前半で始めるバレエの発表会」について、考えてみたいと思います。
1.やってみたいと思う人はぜひ挑戦してほしい発表会
40代後半とか、50代とか、60代、70代だったとしても、チャンスがあって、ご本人が出てみたいと思うならば、ぜひ挑戦していただきたいのが発表会です。
スケジュール管理や、レッスンを受けるだけよりは多くなる出費、色々面倒なことがあるのは事実ですが、
それでも、この先の人生でバレエの舞台を経験できるチャンスがどのぐらいあるかわかりませんし、はっきり言ってもうないかもしれません。
恥ずかしい気持ちや、自信が持てないこともあると思いますが、逆を言えば発表会に出ている人たちは、恥ずかしくないわけでもないし、自信があるわけでもありません。
発表会と言うより舞台の上には、そこに立った人にしか味わうことのできない喜びや幸福感、つまりは達成感があります。
言葉にするととても軽そうに感じる幸福感や達成感ですが、実際に味わうと言葉からは計り知れないパワーがあります。
是非皆さんにも味わって頂きたい感覚です。
2.裏方やお手伝い客席での応援も大切な「参加」
発表会の舞台には立たななくても、別の形で発表会に参加することももちろんできます。
一番は、客席からお教室のみんなを応援すること。つまり発表会を見ることです。
客席は一人でも多いほうが舞台で踊るみんなのモチベーションになりますし、日ごろお教室の皆がどれほど頑張ったかを知っているスクールメイトたちが舞台を見てくれることは、
出演者はもとより、先生にとっても嬉しいことです。
また、客席からの応援だけでなく裏方スタッフや受付など、手伝えることは沢山ありますので、
舞台には立てなくても大人の生徒さんたちからのお手伝いの申し出も、素晴らしい参加の方法の一つだと思います。
3.発表会に出ると決めたら体調管理を徹底しよう
40代以降で発表会に出ると決められた場合は、体調管理には十分気を付けて頂きたいと思います。
発表会の練習は合同練習などになると、そもそも大人クラスは動きが少なく待ち時間が長いことが多いため、身体が冷えやすくなります。
また、身体を動かさないのに長時間そこにいるだけで、なぜかどっと疲れるのもので、その疲労感もまた、レッスンを受けた時に味わう疲労感とは違うものです。
そこで、特に合同レッスンやリハーサルなどの通常のクラスレッスンでないときは、特に身体のメンテナンスを丁寧に行っておいて頂きたいと思います。
毎回、子供たちの一人や二人は発表会の当日に風邪で出演できなくなる子がいますが、大人の皆さんがそうならないように、
発表会が終わるまでしっかり体調管理をして頂きたいと思います。
発表会当日に一番気をつけたいのが、忘れ物。発表会の前の日は明日の準備を整えて、早めに眠りにつきましょう。とこの歳になって小学生の時に親にさんざん言われたあの感じをもう一度味わえるのも、ちょっとした楽しみの一つです。
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