大人でも子供でも、バレエをする人にとっては憧れの“トウシューズ”。そこで、「20代から始めるバレエのトウシューズ」について、考えてみたいと思います。
1.お教室や先生によって判断が異なる
バレエを始めたらだれでも憧れるトウシューズですが、通常子供たちの場合10歳頃を目安に履き始めます。
3歳から始めていれば既に7年のキャリアがありますし、小学校入学から始めても、3~4年のキャリアがあります。
最近の大人バレエでは、バレエを始めて間もない方でもトウシューズに挑戦できるお教室もあるようです。
しかし、出来れば数年はバレエシューズでレッスンを重ねてから、トウシューズを始めることをおススメします。
一般的には週2回のレッスンを2年から3年続けた方から、トウシューズのレッスンを始めることが多いようです。
但しこれも個人差がありますので、週1回のレッスンの方や、先生から勧められても不安のある方は、
ご自分が納得できるタイミングでトウシューズレッスンを始められるように、先生にご相談してみると良いです。
2. 基礎レッスンを更にしっかりと
トウシューズを履いてみると、いかに基礎レッスンが出来ていなかったかを思い知らされると思います。
基礎レッスンの重要性に気が付けたのはとても重要なことですので、改めて次のレッスンから基礎レッスンをしっかり受けて頂きたいと思います。
バーレッスンは勿論ですが、ターンアウトのためのフロアレッスン、腹筋はもとより、お尻の筋肉や、内転筋、股関節の筋力、
足の甲や指先の柔軟性、足底筋(足の裏のアーチ)も勿論必要です。
カマ足(バナナ足)やO脚ではトウシューズで立つことも困難です。
一度トウシューズを履いて気が付いた「出来ていない箇所」を地道に克服することで、ケガを防ぎ、ウシューズの上達にも繋がります。
3.不安なことは全て先生と相談する
20代の皆さんがトウシューズを履かれる時は、いえ、トウシューズに限らず、バレエのレッスンで不安なことは全て、先生に相談されるように心がけて頂きたいと思います。
トウシューズを履きはじめたものの、やはり不安が大きい時は、素直に先生に申し出て自分はもう少しバレエシューズで鍛えてから再挑戦させてもらえるように伝えたり、
クラスメイトは片手バーやセンターでトウシューズレッスンをしても、自分はまだ両手バーでレッスンをさせていただく許可を得るとなど、
自分のペースで怪我の無いレッスンが出来るように、ちょっとの心配でも先生にご相談ください。
また、トウシューズは、選び方、履き方、立ち方、リボンのつけ方、トウシューズのメンテナンス等、学ぶことが沢山あります。
20代と言う若い皆さんだからこそ先生を信頼し、疑問に思うことは全て先生のお尋ねし、時には相談しながらトウシューズに挑戦していただきたいと思います。
トウシューズはバレエの中でも特に、先生の経験を分けてもらわないと習得できないものだと思います。実際履いてみると、あまりの出来なさぶりに苦笑いが出る日もありますが、めげずに頑張って欲しいと思います。
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