サィーディーの陽気なリズムで気持ちも楽しくなってくるアサヤの踊り。
サィーディードレスを身に纏い、アサヤで踊れるようになれば、一気にフォークロアな雰囲気に包まれます。
1.ベリーダンスのアサヤのルーツ
アサヤ(assaya)はアラビア語でスティック(棒)を指し、英語ではケーン(cane)と呼ばれています。
真っ直ぐに伸びた木製の棒タイプと傘の柄のように先が丸まったステッキ(杖)タイプがあり、元々は男性が真っ直ぐな棒を踊りの中で武器を表す小道具として使っていたのがはじまりで、その後、女性が持ちやすいように丸みを帯び、キラキラとしたデザインに移り変わっていき、今のアサヤとなりました。
1.サィーディー(民族舞踊)とアサヤ
アサヤは明るくノリの良いサィーディー(アッパー・エジプト)のリズムで踊られ、両脚に深いスリットの入ったサィーディドレスというワンピース調の民族衣装に、頭にはスカーフ、腰にはベルトを巻き、足は裸足もしくはヒールのない靴を履いて踊ります。
2.アサヤを持って踊ってみましょう
アサヤはリズムの取り方に特徴があったり、難しいところも多いですが、陽気なサィーディーのリズムにのって踊っているととても楽しくなってくる踊りです。
ここでは自分にあったアサヤの選び方と使い方のコツをお伝えしていきたいと思います。
1.身体に合ったアサヤのサイズ
身体に合ったアサヤのサイズを測るには、アサヤの先を床につけて立て、自分の身体に合わせてみましょう。
アサヤの長さがへその辺りまできている長さが、自分の身体に合った長さとなります。
2.アサヤの持ち方・回し方
アサヤは手のひら全体で掴んでしまうと、手首が固定されることになり、手首を傷めてしまう原因にもなってしまいます。
親指と人差し指でアサヤを挟むようにして持てば、指先も美しい上に手首の自由度も高く、軽やかに動かしやすくなります。
アサヤを持つ手の持ち幅は狭すぎず広すぎずで、自分の両肩幅とアサヤを持つ手の幅で台形になるくらいがバランスが良さそうです。
アサヤを回転させる時には手の力で回すというよりは、回転させる反動で回せるようになるとスムーズに回せます。
また縦に回すときにはブレないよう脇を締め、真っ直ぐに回す意識を持つようにしましょう。
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