ベリーダンスの小道具の中でも多種多様に変化するベールは形や素材も様々で、扱い方ひとつで力強くも繊細にも変幻自在に操ることのできる魅惑のアイテムとも言えます。
1.ベールでベリーダンスに彩りを
ベリーダンスの小道具として使用されるベールには踊りの用途によって相性のよい素材と形があり、どんな動作で使いたいかによって選ぶベールは変わってきますので、その相関関係を見ていきましょう。
1.ベールの素材と形
・シルク
・シフォン
・オーガンジー など
・長方形タイプ
・半円タイプ
・全円のようなタイプ
・扇に付いたタイプ(ファンベール)
2.シルク素材のベール
シルクのベールはしなやかで柔らかな質感で風にのり、繊細な織り目と上品な発色でベリーダンスに華を添えてくれるアイテムなのですが、柔らかであるがために、身体にまとわりつきやすい面もあり、他の素材に比べると少々扱いにくい素材とも言えます。
ただし、なにより軽いのが特徴なのでダブルベールの時や、1曲まるごとベールワークの入った振りの時にはシルクベールが向いています。
3.シフォン素材のベール
シフォン素材のベールは「パワーベール」と呼ばれ、重みがある分コントロールがしやすく、高速のスピンやケープターンだったり、頭上にベールを手放すディスカードする動作に向いています。
またシフォンは素材の性質上、静電気が起きやすいのでその点は注意が必要です。
4.オーガンジー素材のベール
オーガンジーは「ソフトベール」と呼ばれ、ベール越しに透けて見えるシルエットを演出したり、顔を隠して登場したり、肩にドレープさせたり、身体に巻き付けて使ったりとアイデア次第でいかようにもバリエーションは広がります。
オーガンジーはどちらかというとスローテンポな動きに適していて、ゆったりとしたアンジュレーションやフィギュアエイトなどでしっとりと妖艶に舞い上げましょう。
5.ダブルベールには半円形ベール
通常のベールワークであれば長方形のものを使う場合が多いのですが、2枚使いのダブルベールの場合には長方形よりも角がない分、軽くなるので半円形のベールを使うことが多いのですが、持っていなければシルクベールでも軽いのでおすすめです。
ダブルベールではターンしながら2枚のベールの間に入ったり、腕を回してベールを渦巻きのように使ったりします。
6..扇とベールが合体したファンベール
扇とベールが合体した「ファンベール」は、ヒラヒラと揺らめくベールがダイナミックな動きを演出してくれます。
ファンベールは難易度高めですが、扇部分とベール部分の全長が150cm~180cmのものが一般的で、はじめて使うのであればベール部分がより長めのものを選びましょう。
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