波にはいろんな波がありますよね。
波は地形によって形状がかわり、気象や潮汐などによってコンディションが変化します。
ここでは厚い波に対してどのように波に乗るのかを考えてみましょう。
1.ボディボードは厚い波でも波乗りできる
波には掘れる波、厚い波があります。
厚い波はなかなかブレイク(波が砕ける)しないので、あまりボディボードやサーフィンなどの波乗りには適さないように思えます。
ボディボード初心者には適度に掘れる波が適しているでしょう。
サーフィンのショートボードは適度に掘れる波が適していますが浮力があり、わずかなパドリングでもスピードをつけられるロングボードは厚い波でも乗ることができます。
むしろゆったりとしたライディングができ、クラシカルな乗り方を楽しむことができるでしょう。
実はボディボードで厚い波に乗ることは比較的容易です。
ボディボードのキッキング(足こぎ)は、サーフィンのパドリングに比べると推進力があります。
足の力と腕の力を比べてみればわかるように、キッキングのパワーはパドリングよりもあるのです。
そのような理由からボディボードでは、厚い波に乗ることが比較的容易なのです。
2.厚い波に乗れるメリット
もちろんボディボードに適しているのは適度に掘れる波です。
その理由は、適度に掘れる波のほうがパワーや速度があるので、波に乗った時にスピードもあり、爽快感もまします。
また、エルロロなどの派手なアクションに適しているのは、適度に掘れる波だからです。
しかしながら、厚い波に乗るメリットがあります。
皆が乗りたい波には人が集中します。
そうなると当然、波に乗れる回数も減ってしまいますし、ワイプアウトなどの危険も増します。
でも、乗りにくい厚い波ならどうでしょう。
トライする人が少ない分、波に乗る回数も増えて危険も少ないのです。
トレーニングも十分にできるでしょう。
そしてボディボードのテクニックであるスピンは厚い波でもできます。
スピンの練習がたくさんできるなんて素敵なことです。
厚い波に乗ることのできるボディボードには、このようなメリットがあるのです。
ボディボードやサーフィンにはルールやマナーがありますが、人の少ない厚い波のポイントでは皆がこころにゆとりを持っているので、穏やかな気分で波乗りを楽しむことができるでしょう。
ボディボードがここまでメジャーなマリンスポーツになったのは、サーフィンなどに比べて厚い波にも乗れる優位性があるからなのかもしれません。
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