登山の際、いざ道に迷う状況に陥ってしまった際は、パニックにならずにまずは冷静になることが非常に重要です。登山のメンバーも一緒の際も、一緒に慌てふためくのではなく一旦落ち着くよう声を掛け合うことです。
道に迷うことがないように登山の前に事前にガイドブックや、地図でコースを頭の中に入れておくことも大切ですが、もしも登山時に道に迷う状況に陥ってしまった場合の脱出の方法などをご紹介致します。
1.登山で道に迷う状況でも冷静な判断が大切
道を間違え迷ってしまっていることに気づいたら、パニック状態にならず冷静になることが非常に大切となります。1人がパニック状態になると、それが連鎖して他のメンバーもパニック状態に陥りやすいことも多くあります。
まずは慌てずにひと息入れ、その場で休憩をするつもりで、水分を摂取したり、食べ物を口にしたりなど気分を落ち着かせ、どう対応していくかを考えていく必要があります。
2.自分のいる場所を推測する
登山時に道に迷う状況下で、そこからの脱出のポイントは、もと来た道に戻ることです。
道に迷うといっても、2つのパターンがあります。
分岐点で道を間違えて、他の登山道を歩いて来てしまった場合と、正しい登山道を歩いているつもりが、いつのまにか道が細くなり獣道のようになり道を戻れなくなってしまう場合とがあります。
脱出法としては、間違った分岐点まで戻り正しい登山道に入りなおすか、最寄りの下山口にコースを変更し歩いていくことが可能であれば、まずこちらの脱出法を選択します。
もし完全に道を見失ってしまっている場合は、地図やコンパスを用い、自分のいる場所を推測しそこから一番近いと思われる登山道のある方向に歩きます。この時に絶対に下る方向に行かず登る方向に進むことです。
それらも困難で判断できない状況で周りに他の登山者もおらず、全く人気もないようであれば、暗くなる前に、すぐに警察もしくは消防などに連絡を入れ、救助要請することをお勧め致します。
3.とにかく登ることが大切
登山時の道を迷う状況下になっても、絶対にやってはいけないことは、登山道以外の場所を下るということです。とにかく登ることが大切です。
尾根が見えれば尾根に登り、尾根筋を登り詰めるようにすれば登山道に出合う可能性は高くなります。尾根筋が登山道になかったとしても、頂上まで登ればほとんどの場合に、下山する登山道が見つかる可能性が高くなります。
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