登山中にトイレに行きたくなることは、生理的に誰しもありうることです。山ではトイレがないため、トイレの回数が減るように食べたり水分をとることを控えてしまおうと考えてしまわれる方もいるかもしれませんが、それは絶対に行ってはいけないことです。
登山での山小屋などのトイレの状況や、登山の途中でトイレに行きたくなった際の対処法などについてご紹介します。
1.登山でのトイレについて
山ではトイレの維持管理の問題もあり、トイレの設置場所やトイレの数なども限られております。登山の際、山の中に設置されているトイレや山小屋のトイレなどは、100円程度の清掃協力金を支払って利用できるような所もあります。
またトイレによってはですが、トイレットペーパーは流さずにゴミ箱に入れるよう指示されている所もあります。その場その場の山の状況や管理スタイル、環境保全のためのルールがそれぞれありますので利用する際は確認と注意が必要です。
2.事前にトイレを済ませておくことも大切
登山の途中でトイレに行きたくなることがないように、登山前にトイレを済ましておくことも大切です。登山口に設置されているトイレは皆が使い混みあうことが多く、並ばないといけなくなる可能性もあります。
そのため近くのコンビニや駅のトイレなどを借り、事前にトイレを済ませておくことで、登山前に無駄な時間を使わなくて済みます。
また登山計画を立てる段階で、登山前に立ち寄れるトイレがどこにあるのか、山のどの地点にトイレが設置されているのかなど事前に調べておくのも安心材料の1つになります。
3.途中でトイレが我慢できなくなった際の対処法
登山の途中でトイレに急に行きたくなったが、トイレがない山や、すぐにトイレが見つからない場合もあるかと思います。その際は、携帯用トイレを持参していれば、それを活用することになります。
携帯用トイレを持参していない場合は、山の木陰など人のいない所を見計らってトイレをすることになります。ただし、人に見られないようにするために山奥に行き過ぎてしまい道が分からなくなってしまわないように注意が必要です。
傾斜のあるような場所でトイレをするのは、スリップして滑落の危険性もあるため周りの状況も確認した上でトイレをする場所を考える必要もあります。
排泄物に関してはそのまま山の肥やしになりますが、もしトイレットペーパーを使用する場合は、環境保全のためそのまま山には捨てずに、袋などに入れ使用済みのトイレットペーパーも持ち帰ることがマナーになります。
その際、臭いが気になるようであれば、消臭効果のある使い捨て袋を持参しておくのも良いかと思いますので是非準備することをお勧め致します。
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