エフゲニア ・アルマノヴナ・メドベージェワは ロシアのフィギュアスケート選手。
主な戦績として、世界選手権2連覇、欧州選手権2連覇、グランプリファイナル2連覇、世界ジュニア選手権優勝ロシア選手権2連覇。
エフゲニア・メドベージェワのフィギュアスケートにおける世界記録は2016年から9度にわたって更新しており、女子シングル競技ではショートプログラム 80.85点、フリースケーティング160.46点、トータルスコア241.31点の現世界歴代最高得点記録保持者である。
1.エフゲニア・メドベージェワ
エフゲニア・メドベージェワはアルメニア人の父親と元フィギュアスケーターのロシア人の母親の間にモスクワで生まれた。
日本のアニメをモチーフにしたおもちゃが好きで宮崎駿の映画がお気に入りである。 またセーラームーンも好きで 2016年のドリーム・オン・アイスにてセーラームーンのコスプレで演技を披露、原作者の武内直子とも対面を果たした。
フィギュアスケートにおけるエフゲニア・メドベージェワのジャンプではアクセルを除く5種類の3回転ジャンプをこなす。コンビネーションジャンプは3回転フィリップ- 3回転トゥループや3回転サルコウ-3回転トゥループなどをプログラムで使用している。高難度のコンビネーションジャンプも披露している。
またフィギュアスケートのジャンプの際に片手を上げて跳ぶタノジャンプというものを得意にしており。高い加点を得ることができる。演技後半にジャンプを多く配置することができるため高得点につながる。特にショートプログラムでは全てのジャンプを後半に飛んでいる。
非常に強いメンタルを持ち、試合では常に精神面で安定していると言う。アレクセイ・ミーシンは彼女のジャンプは回転ではなく、持っている自信に驚き感動すると語っている。
3歳の頃に エレーナ・プロスクリナとリュボーフィ・ヤコフレワに指導を受け、2008年からは エテリ・トゥトベリーゼのチームに加わった。2011年-2012年シーズンにはロシア選手権に初登場し8位に入った。
2013年-2014年シーズン、ジュニアグリーングランプリシリーズに参戦。リガ杯、バルティック杯と優勝を重ね、ジュニアグランプリファイナルでは銅メダルを獲得。ロシアジュニア選手権では4位だったが、怪我をしたソツコワの代わりに世界ジュニア選手権に出場、ロシア選手で表彰台を独占。
2014年-2015年シーズン、ジュニアグランプリシリーズは2年連続で2連勝。ジュニアグランプリファイナルでも優勝。ロシア選手権では銅メダル。世界ジュニア選手権でも優勝。
2015年-2014年シーズン、シニアクラスへ移行。 オンドレイネペラトロフィーで初優勝。 スケートアメリカで優勝、ロステレコム杯で準優勝、グランプリファイナルに進出。ロシア選手権では234.88点をマークし初優勝。
欧州選手権でも初優勝。世界選手権ではフリースケーティングの歴代最高得点となる150.10を記録、総合得点223.86で優勝。
2.世界記録
2016年-2017年シーズン、スケートカナダ、フランス杯でそれぞれ1位を獲得。グランプリファイナルで2年連続優勝を飾り、ショートで ISU 歴代最高点79.21を獲得、欧州選手権で 2連覇、世界選手権で2連覇。世界国別対抗戦ではショートで 80.85点、フリーで160.46点、総合241.31点と全てで世界記録を塗り替えた。
出場した全ての試合で優勝し女子シングル競技における全てのレコードホルダーとなった。
フィギュアスケートの選手の中でも美しい長い手足と柔軟性を生かしたプログラム、ジャンプも高さや正確さがあり安定している。何度もタノジャンプでキメ、全ての面で完璧に近いのではないだろうか。今後の活躍に目が離せない。
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