フィギュアスケートにおけるフィリップジャンプは軸足が左足で右足のトゥで氷をついて跳ぶジャンプです。ルッツと似ていて前向きで助走し後ろ向きに回転した後にジャンプする。トゥをつく前に足を後ろに振り上げて跳ぶフィリップには反転するという意味があります。
1.フィリップジャンプ
バッグの左足のインサイドで滑ります。左手は前に出し右手は後ろに引いておきます。左足の足首と膝をしっかり曲げ左足の真後ろの延長線上のなるべく遠い所に右足のトゥをついて踏み切ります。フィギュアスケートにおけるジャンプは頭からつま先までが一直線になるように意識し体がなるべく左右には傾かないようにします。
両手は胸元で軽く締めて、肩の力は抜いておきます。空中にジャンプした後は右足で着氷する態勢に入ります。右足のバックのアウトサイドで着氷し、両手を大きく広げながら左足のフリーレッグを後ろに引いてフィギュアスケートのジャンプのチェックの形をとりましょう。
フィギュアスケートのフィリップジャンプにはいる前の助走は、主に右足フォアのインサイド・モホークターンと左足フォアのアウトサイド・スリーターンの2種類があります。 左足の足首と膝を深く曲げることで踏み切りのためのトゥを遠くにつくことができます。
踏切直前に右手が前に出てきてしまうと体が回転し始めてしまうので右手は踏み切る瞬間まで体の後ろに引いておきましょう。踏切後は両手を添え両腕は胸元で軽く閉めておきます。
2.インとアウトの使い分け
フィギュアスケートにおけるフィリップジャンプと ルッツジャンプは、軸足が同じでアウトサイドにのっているかインサイドにのっているかの違いです。最近の採点法では左足のエッジがインサイドにのれているか、或いはフラットであるかまた、逆の アウトサイド なのかという細かい点が採点の対象となります。
インサイドに乗っていても踏切前にアウトやフラットになってしまっていては 正しい技として認定されず減点されますので、しっかりインサイドのままフィリップジャンプとして跳ぶことができるように日頃から注意して練習しましょう。
またトゥをつく場所ですが滑っている足から遠い場所へ置けば滞空時間を稼げますが、素早く引き付けるのでなければ遠心力に負けて回転軸が太くなってしまうので注意しましょう。
そして、トゥをついたら横向きに回るのではなく左足が体に引きつけられるのを待つ意識で回転を焦らない方が良いでしょう。助走によって腰が回ってしまう場合がありますのでどちらが自分に合っているか、2種類の助走を練習してみてやりやすい方に決めるのが良いでしょう。
跳びにくい場合はノー回転や半回転 などから始めて ジャンプとして跳び上がった後は両足で着氷する練習を重ねましょう。その後一回転から二回転へと回転数を増やしていくのがよいでしょう。
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