最近ではテレビに映るフィギュアスケートの試合などでは予定要素など画面上に表示され、 事細かに解説しているのでジャンプの種類もある程度わかる方が多いのではないかと思います。
1.ジャンプの種類について
フィギュアスケートのジャンプには6種類あります。ジャンプの中でも唯一前向きに跳ぶアクセル。 エッジで踏み切るループ、サルコウ。そして逆足のトゥで氷を叩いて跳ぶ、 トゥループ 、フリップ、ルッツなどです。 また アクセルの前の段階と言うかまたぐように跳ぶスリージャンプというものもあります。
スリージャンプは比較的簡単なものなのでジャンプを始めるといえば、まずこのスリージャンプからの練習でしょう。
スリージャンプはまず右足アウトサイドでバックに滑り、体の向きを変えながら左足のアウトに踏み替えてターンし、右足を前方に大きく振り上げて左足のトゥで踏み切ります。その後はジャンプをして右足バックアウトで着氷します。
同じくアクセルも同じ踏み切りになります。違うのは回転数でスリージャンプは半回転、シングルアクセルなら1回転半となります。
サルコウとは左足のバックのインサイドにのって踏み切るジャンプを言います。 トゥループは腰の回転を抑えて右足アウトのままバックで滑り、左足のトゥを氷につくことにより 踏み切ってジャンプします。
ループとは右足のバック滑りアウトサイドで踏み切って跳ぶジャンプです。フィリップは 左足インのバックサイドで滑り、右足のトゥをついて跳ぶジャンプです。 ルッツは左のバックアウトで滑り、右足のトゥをついて跳ぶジャンプです。
2.ジャンプの難度
フィギュアスケートの選手によってもジャンプの得意不得意は様々ですが、試合によるジャンプの基礎点は決められています。
ジャンプの難度という点では、アクセルが他の5種類のジャンプに比べて半回転回数が多いため何度が高いと言えるでしょう。
トゥループやサルコウの場合踏み切った瞬間にすでに半回転ほど回っています。 だから後2.5回転ほど回れば、3回転回ったことになります。それで実質的な難度が少し低くなります。
ループにおいてはトゥループやサルコウほどではありませんが、瞬間に 少しだけ回転方向に向かっており、実質2.5回転より少し多いくらいではないかと考えられます。
フィリップとルッツにおいては踏切前の腰の位置が、少し右後ろに引いている状態になりますので、その他のジャンプに比べて少し踏み切りが遅れるようなイメージがあります。
中でもルッツは他のジャンプと違いスケーティングのカーブが逆です。 それでアクセルの次に難しいジャンプと言えるでしょう。
フィギュアスケートでは、同じジャンプを跳んでも高さや幅や完成度によって点数が変わってきます。選手によって、高いジャンプを跳ぶ選手やすごく回転軸が細く綺麗な選手もたくさんいます。ジャンプの種類とともにジャンプの質も楽しみながら観戦しましょう。
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