今回新しく覚えるフィギュアスケートの技は、フィギュアスケートにそれほど興味がなくても知っている人がいるほど知名度の高い、イナバウアーです。
荒川静香さんの代名詞ともいえるイナバウアーですが、荒川静香さんが大きく身体を後方に沿ってらっしゃることで、その反り方をイナバウアーと思われている方もいるのではないでしょうか。
ただしくは、足の位置でイナバウアーなのかイーグルなのかを判別します。
イナバウアーもイーグルと同じく足の位置なのです。
1.イーグルの応用
「イーグルのやり方とコツ」の記事では、イーグルを習得しました。
両足を平行に開脚して滑る技は、そう簡単に習得できなかったと思います。
しかし上達心の強い方なら必死にマスターしたと思いますので、ここではイーグルはマスター済として話を進めさせていただきます。
先にも申しましたが、イナバウアーはイーグルの足の位置が少し変えただけになります。
そのため、イーグルを完璧にマスターしていただく必要があります。
イーグルに不安を感じるようでしたら、イナバウアー習得の前に必ずマスターしてください。
前に戻ることは決して恥ずかしいことではありません。
できないことを野放しにしたままの方が、後々苦労してしまいます。
少しでも早くフィギュアスケートを上達させたいのであれば、練習あるのみです。
前と言わず、もっと前に戻るのも上達するために必要なことです。
2.イナバウアー
まず、イーグルとイナバウアーの映像を見比べることができたらしてみてください。
昨今、インターネットで検索をすれば、有名選手に限らずいろんな方がネット上に練習風景を投稿しております。
そのため、それほど難しいことではないと思います。
映像を見つけたら、注目するのは足の位置です。
イーグルは滑走ラインをトレースするように滑っているのに対し、イナバウアーはトレースするように滑っていないことがわかります。
足の位置が平行ではないからです。
そう、イナバウアーとはイーグルの足の位置より少し前後しているのです。
それを理解したらさっそくリンクで実践です。
何度もいいますが、身体を反ることがイナバウアーではありません。
重要なのは足の位置です。
入り方はイーグルと同じで大丈夫です。
仮として軸足を左足とします。
蹴った右足は後方にフリーの状態です。
開脚と同じように踵同士が向き合うように着氷、ただし平行に着氷させてしまうとイーグルになってしまうので、軸足より少し後方に着氷させます。
滑走ラインがトレースせず、少しズレたように並ぶ感じに残っていれば正しい足の位置になっている証拠となります。
足をズラしていることで自然に上半身が反ってしまうかもしれませんが、意識して反る必要性はまったくありません。
最初は正しいイナバウアーを覚えていただき、それからアレンジを加えるのがいいでしょう。
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