フットサルの基本的な戦術にエイトがあります。
どのような戦術なのか見てみましょう。
1.後ろ3人で8の字を描く
まずはどのような動きなのかを理解しましょう。
基本形はダイアモンド型のフォーメーションになります。
底のポジションから右サイドのメンバーにパス→パスを出した底のメンバーはそのまま右サイドのメンバーへ寄せてくる相手ディフェンダーをスクリーン→パスを受けた右サイドは底のメンバーと入れ替わり底のポジションに入る。
この入れ替わりの最中にトップへのくさびのパスを狙うわけですが、通りそうになければ底のポジションから今度は左サイドのメンバーへパス→パスを出した底のメンバーはそのまま左サイドのメンバーへ寄せてくる相手ディフェンダーをスクリーン→パスを受けた左サイドは底のメンバーと入れ替わり底のポジションに入る。
このように後ろ3人が8の字を描くようにポジションチェンジとパス交換を行い、それによって相手ディフェンダーを釣り、相手ゾーンに穴を作り出す戦術がエイトと呼ばれるものです。
サイドへのパスによって相手のサイドのディフェンダーを釣るわけですからその後ろのスペースに走り込んだりして展開していくのですが、フットサルにおける攻撃の基本形と言えると思います。
まずは8の字の動きを頭で理解することから始めましょう。
頭の中でしっかりイメージ出来なければ流れるような動きを行うことはできません。
エイトの肝は淀みなく繰り返す8の字の動きから一転して攻撃に移る部分にありますから、その前段階の8の字の動きでつっかえていてはその先へ進めません。
しっかりとイメージできるようになった上で練習を行いましょう。
2.どのように理解すれば上達できるのか
この戦術が上達するために必要な考え方とはどのようなものでしょうか。
フットサルではこの戦術のように細かなポジションチェンジを多用するのですが、そこには攻撃のための意図がないとうまく機能しません。
エイトの場合パスの出し手がスクリーンに動くことで元々の寄せてとスクリーンする寄せての2人を一人で抑える形になりますね。
ここで瞬間的に数的優位を得て、それに対応しようとする相手のゾーンの裏をつくのが肝です。
ですから裏への走り出しなどタイミングをしっかり合わせて連携しないと、単に後ろでパスを回しているだけになってしまいますから注意が必要です。
エイトの動きを反復練習し上達して実戦で活用してみましょう。
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