筋肉をつけるためには体内での「筋肉の合成」を促進させることが重要になります。
そして、その筋肉の合成を強力に促進させてくれるのが男性ホルモンなのです。
今回は筋トレ効果を上げるための男性ホルモンについて解説します。
1.男性ホルモンとは
男性ホルモン(テストステロン)には強力な筋肉合成促進作用があります。
一方、体脂肪に対しては分解を促進する作用があります。
つまり、余計な体脂肪をつけずに筋肉をつけたい場合、男性ホルモンは非常にありがたいホルモンなのです。
では、男性ホルモンの分泌量を上げる方法を紹介していきます。
2.筋トレは時間ではなく質にこだわる
筋トレには男性ホルモンの分泌量を高めてくれる作用があります。
しかし一方で、多くの研究により、筋トレ時間が75分を超えたあたりから男性ホルモンの分泌量が著しく低下してしまうことがわかっています。
ですので、筋トレはダラダラと長時間行うのではなく、必要な種目を絞ってテキパキと行い、出来るだけ75分以内に終わらせるようにしましょう。
3.亜鉛を摂る
男性ホルモンの一種であるテストステロンはコレステロールが材料となるのですが、「コレステロール→テストステロン」の変換の際にとある酵素が必要になります。
亜鉛はその変換酵素の材料となることで、体内のテストステロン生成量を上げてくれるのです。
亜鉛は牡蠣や肉類に多く含まれますが、十分な量を食事から摂取するのは困難です。
ですので、牡蠣や肉類をあまり食べない人はサプリメントを利用するようにしましょう。
4.脂肪を十分に摂る
先程、テストステロンの材料はコレステロールだと言いましたが、そのコレステロールの材料となるのが脂肪です。
体内での男性ホルモンの分泌量を高めるには食事から脂肪を十分に摂取する必要があります。
多くの研究により、脂肪の摂取割合が摂取カロリーの3割を下回ると、男性ホルモン値が下がることがわかっています。
ですので、少なくとも摂取カロリーの3割以上は脂肪から摂るようにしましょう。
5.くよくよしない
男性ホルモンが精神面にも影響を与えることは有名ですが、逆に精神面を意識するだけで、ある程度男性ホルモンの分泌量をコントロール出来るのです。
スポーツ選手の勝った直後の試合後と負けた直後の試合後で男性ホルモン値を比較した研究があります。
それによると、勝った直後の方が明らかに男性ホルモン値が高かったそうです。
これはスポーツ選手に限ったことではありません。
例えば、仕事でミスをして上司に叱られたとき、「俺はなんてダメな人間なんだ…」と落ち込むのか、「やっちまったな…まぁ次頑張ろう!」と早い段階で立ち直るのか。
こんな精神状態ひとつとっても、男性ホルモンの分泌量が左右されます。
ですので、本気で筋肉をつけたいのなら、どんな状況であってもポジティブでいるような努力をする必要があるのです。
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