筋トレというのは筋肉を破壊する行為であり、実際に筋肉が発達するのは筋トレ以外の時間になります。
そのため、日常生活での行動によって筋肉の発達の具合が左右され、過ごし方ひとつで筋トレ効果が台無しになってしまうこともあります。
そこで今回は、せっかくの筋トレの効果を台無しにしてしまうNG行動をいくつか紹介していきます。
1.長時間の空腹
空腹を感じるということは血中の栄養素の濃度が低くなっている証拠です。
血中の栄養素濃度が低下すると、それを補うために筋肉や体脂肪が分解されます。
特に、筋肉の材料であるアミノ酸濃度が低下すると、どんどん筋肉が分解されてしまい、せっかくの筋トレが無意味になってしまいます。
ですので、定期的に食事あるいはプロテインなどで、せめてタンパク質だけでも補給することが非常に重要になります。
多くの場合、数時間程度で食物は完全に消化されるので、2~4時間おきに食事あるいはプロテインを摂るようにしましょう。
2.筋トレ前に栄養補給をしない
冒頭でも述べた通り、筋トレとは筋肉を破壊する行為です。
破壊された筋肉はアミノ酸を材料として修復され、その過程で一回り大きくなります。
そして、その修復は筋トレ直後からスタートし、筋トレ直後が最もアミノ酸を必要とするタイミングになります。
筋トレ前にタンパク質を中心とした栄養補給が出来ていない場合、筋トレ中~筋トレ直後にかけて身体はアミノ酸不足に陥り、筋肉を分解してしまいます。
これではいくら筋トレを頑張ってもまったくの無意味となります。
ですので、筋トレ中~筋トレ直後にかけて血中アミノ酸濃度を高めるためには、筋トレ前の栄養補給が非常に重要となるのです。
普通の食事の場合は筋トレの2時間前に、プロテインの場合は1時間前に摂るようにしましょう。
3.筋トレ直後に栄養補給をしない
筋トレ直後は栄養の吸収において「ゴールデンタイム」と言われ、このタイミングでタンパク質をはじめとする栄養素を摂ることは筋肉の発達のためには非常に重要となります。
筋トレは筋肉を破壊する行為なので、筋トレ直後は筋肉が分解されやすくなっています。
しかし、ここで速やかにアミノ酸を筋肉に届けてやることで、早い段階で筋肉の分解をストップさせ、筋肉を「合成モード」にすることが可能になります。
そして、もうひとつ重要なのがアミノ酸を筋肉に「速やかに」届けてやるということです。
そのためには消化吸収の早いホエイプロテインを活用すると良いでしょう。
また、ホエイプロテインと一緒に吸収の早い炭水化物を摂ることも非常に重要です。
炭水化物はインスリンを分泌させますが、インスリンは効率的にアミノ酸を筋肉に届けてくれる作用があります。
ですので、筋トレ直後は必ずホエイプロテインにブドウ糖などの吸収の早い炭水化物を混ぜて飲むようにしましょう。
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