特に女性の場合、冷え性に悩む方は多いと思います。
冷え性の解決策はいくつかありますが、その中でも特に効果的と言われているのが筋トレです。
そこで今回は、冷え性を改善する筋トレ方法を解説します。
1.冷え性の原因
まずは冷え性の原因から探っていきましょう。
冷え性の主な原因と言われているのが「血行不良」です。
全身の血流がスムーズにいかなくなり、足先などの末端部分の内部温度が下がることで、冷えを感じるようになります。
また、腸などの内臓の血流が悪くなることによる「内臓型冷え性」も存在します。
内臓型冷え性では、お腹を触ったときに冷たい場合が多く、下痢や便秘などが多発するのが特徴です。
2.筋トレと冷え性の関係性
ヒトの体温は筋肉と内臓によって維持されています。
その内、筋肉が体温維持に貢献する割合は約60%にも及びます。
つまり、基礎体温を上げるには筋肉量を増やすことが最も効果的であり、効率的に冷え性を治すには筋トレをして筋肉量を増やせばよいのです。
また、筋トレには毛細血管の数を増やす作用があります。
毛細血管の数が増えれば増えるほど末端部分の血流量も増えるので、そういった意味でも筋トレは冷え性の改善になります。
3.冷え性改善のための筋トレ方法
先程も言ったように、冷え性を改善するには筋肉量と毛細血管の数を増やすのが効果的となります。
ではまずは、筋肉量を増やす筋トレ方法から解説します。
1.筋肉量を増やす筋トレ方法
効率的に筋肉をつけたいなら、大きな筋肉を鍛えるのが最大の近道になります。
身体の中で最も大きな筋肉と言えば「脚(太もも)」です。
ですので、冷え性を改善するには脚の筋肉を優先的に鍛えるようにしましょう。
ここでは脚の筋肉を鍛えるための種目であるスクワットのやり方を解説します。
1.両足を肩幅程度に広げ、つま先の向きは平行になるようにする
2.息を吸いながら、お尻を後ろに突き出すようにしゃがんでいく
3.太ももが地面と平行になったら、息を吐きながら立ち上がる
4.膝が伸びきる寸前まで立ち上がる
以上がスクワットのやり方です。
1セット15~20回を3セット行うようにしましょう。
2.毛細血管の数を増やす筋トレ方法
毛細血管の数を増やすには「軽重量・高回数」の筋トレにより、筋肉を低酸素状態に追い込む必要があります。
また、冷え性として最も多いのが足の指先ですので、そこに最も近い筋肉であるふくらはぎを鍛えると良いでしょう。
ここではふくらはぎを鍛える種目であるカーフレイズのやり方を解説します。
1.壁に両手をつき、右足だけで立つ
2.右足のカカトを出来るだけ高く上げる
3.ゆっくりと右足のカカトを下げていく
以上がカーフレイズのやり方です。
右足が終われば左足も同じ要領で行います。
1セット20~30回を左右3セット行うようにしましょう。
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