筋トレがストレス解消になるのはご存知でしょうか。
今回は筋トレのストレス解消効果を解説します。
1.気分の高揚
筋肉をつけたい場合はかなり重い重量での筋トレが必要になります。
そのような激しい運動は交感神経、つまり興奮系の神経を強く刺激します。
交感神経が刺激されると、眠気・倦怠感・頭痛などの不快症状が一時的になくなります。
逆に気分の高揚感・やる気などのポジティブな感情が掻き立てられるようになります。
何となくやる気が出ない、倦怠感が取れない、というときに敢えて筋トレを行うことで、そういったネガティブな状況を打破することが出来るのです。
2.幸福感の増強
ランナーズハイという言葉があります。
これはマラソン選手が長期間走り続けていると、ある程度の時間が経過したときに苦痛が和らぎ、気分が「ハイ」になってくる現象のことを言います。
ヒトは身体的苦痛を長時間にわたり感じ続けると、その苦痛から逃れようとして脳内で「β-エンドルフィン」という神経伝達物質を分泌させます。
このβ-エンドルフィンには苦痛を忘れさせ、気分をハイにする・幸福感を増強するなどの作用があるのです。
その作用は非常に強力で「脳内麻薬」とも言われているほどです。
実はこの現象は筋トレにおいても起きます。
筋肉をつけたい場合の筋トレでは身体的苦痛がかなり大きなものになるので、マラソンのように長時間続ける必要はなく、多くの場合5セットほどで「ハイな気分」を体感することが出来ます。
そして、その効果は筋トレ中に限らず、筋トレが終了してからも数時間以上にわたり継続します。
ですので、「最近、どうも日常生活が楽しくない」という悩みがある場合は、仕事前や日中に筋トレを行うことで、その後の日常生活をいつもより幸福感を感じやすくさせることが期待できます。
いわゆる「筋トレマニア」が本来ツライはずの筋トレを楽しそうに行なっているのは、β-エンドルフィンが大きく関係しているのです。
3.成長を目で見て確認できる
大人になればなるほど、日常生活での「成長」が感じられなくなってきます。
これは生きるうえで大きなモチベーションダウンの原因にもなります。
しかし、筋トレの場合、「身体的成長」と「使用重量の成長」を目で見て確認することが出来ます。
例えば、1カ月前のベンチプレスでは80kgで8回しか上げられなかったのに、今では85kgで10回が上がるようになっている。
そして、それに伴い明らかに大胸筋のサイズが大きくなっている。
筋トレはこのように成長を簡単に確認することが出来、筋トレを継続する限り、その成長を感じ続けることが出来るのです。
ですので、日常生活や仕事面での成長が感じられなくて、何となくストレスを感じ、ネガティブな感情になっているときは筋トレが良い解決策になるかもしれません。
コメント