「筋トレ中は何も飲まずにやっている」、こんな勿体ない行為はしていませんか。
これでは筋トレ効果を最大限に引き出すことが出来ませんし、筋肉も効率的についてくれません。
そこで重要となってくるのが「ワークアウトドリンク」なのです。
今回はワークアウトドリンクについての解説です。
1.ワークアウトドリンクとは
ワークアウトドリンクをわかりやすく言うとスポーツドリンクのことで、運動時に失われやすい栄養素を補給することが主な目的です。
しかし、筋トレの場合はスポーツのそれとは少々異なります。
筋トレにおいて最も重要となるのが、筋トレ中から筋トレ直後にかけて「筋肉の破壊→修復」という流れを作り出すことです。
筋トレと言うのは筋肉を破壊する行為であり、筋肉がアミノ酸などを材料として修復される過程で一回り多くなります。
そして、そのためには筋肉の材料であるアミノ酸、アミノ酸を効率的に筋肉に届けるための糖質などが必要であり、これらの栄養素を効果的に摂取できるのがワークアウトドリンクなのです。
つまり、スポーツドリンクのように「不足分を補う」だけでは不十分であり、筋肉の修復のために必要となる「+α」の栄養素が必要となるのです。
では、筋トレ効果を最大限に引き出すためのワークアウトドリンクの作り方を紹介します。
2.BCAAを加えよう
BCAA(分岐鎖アミノ酸)とはロイシン、イソロイシン、バリンという3種類が混合されたアミノ酸であり、筋肉の発達のためには不可欠となるアミノ酸です。
アミノ酸はタンパク質が分解されたものであり消化の必要がないので、激しい運動中に飲んでも胃もたれする心配がありません。
ワークアウトドリンクに混ぜる重量ですが、体重が軽く筋トレ時間が1時間以内の場合は5g程度で十分でしょう。
体重が重い、あるいは筋トレ時間が1時間以上になる場合は10gまで増やすようにします。
3.糖質を加えよう
筋トレ中に糖質を摂取することでインスリンが分泌され、筋肉の合成を促進し、同時に筋肉の分解を抑制することが出来ます。
また、インスリンはアミノ酸を効率的に筋肉に届けてくれる作用があるので、筋肉をつけたい場合は必ずワークアウトドリンクに糖質を加えるようにしましょう。
糖質の種類としてはブドウ糖、粉飴(マルトデキストリン)などが安価かつ効果的でしょう。
混ぜる量としては体重1kgあたり1g程度とします。
4.塩を加えよう
特に夏場のように、発汗量が増える季節はワークアウトドリンクに塩を加えるようにします。
汗にはナトリウムが含まれているので、大量に汗をかくとナトリウム不足に陥り、脱水症状が出てしまいます。
また、塩はワークアウトドリンクの浸透圧を高めてくれるので、胃から小腸への水分移行をスムーズにする作用があります。
これにより筋トレ中に胃に水が溜まってしまうのを防ぐことが出来ます。
加える量としては1~2gで十分でしょう。
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