趣味でのランニングを始めて、練習量も増えてきてマラソンにも挑戦しようと考えている。
ランニングの練習は、フォームやペース配分などいろんなことを意識しながらやっているが、呼吸はどのようにすればいいのだろうか。
そこで今回は、効率よく走るための呼吸法について紹介します。
1.効率よく走るための呼吸法
ランニングする際の呼吸法として様々な方法が出回っていますが、基本的には呼吸は自然に行うものだと断言できます。
そもそも呼吸は、意識しなくても普段勝手にしています。
私たちは生活する中で、呼吸が止まると、体内に酸素を供給できず、二酸化炭素を排出できないということなので、生きていくことができません。
そこで、私たちは呼吸は呼吸中枢で自動的でコントロールしていて、運動やランニングなどで強度が高くなったとき、必要があれば呼吸数や呼吸の深さを調節できる能力を持っています。
1.姿勢やフォームで呼吸が楽になる
呼吸は自動で調節はされていますが、普段の立ち姿勢やランニングフォームが悪いと呼吸しにくくなることがあります。
特に、姿勢が猫背になって、肩がなで肩になっている場合で、背すじが丸まって固まると、呼吸筋をしっかり使うことができず、深い呼吸ができなくなります。
深い呼吸ができなくなると、呼吸の数を増やさないといけなくなり、浅く速い呼吸になり、ランニングをはじめとするスポーツでのパフォーマンスが低下することがわかっています。
深呼吸すると気持ちが落ちついて、周りを見る余裕ができますが、逆に呼吸が浅く速い状態だと、神経が興奮状態になりやすくなります。
したがって、普段から姿勢を真っ直ぐ正して生活するようにしましょう。
普段、デスクワークなどの座りっぱなしが多い方は、背すじが丸まりやすく、それが長時間続くとそのまま悪い状態で筋肉が固まってしまうので、30分に1度は立ち上がったり、ストレッチを行うようにしましょう。
2.ランニング中の息切れ
ランニング中に息切れを起こしたときの対処法は、基本的にペースを落とすことです。
ランニング中に息を切らすということは、体内で乳酸が溜まってきていることを表しており、乳酸を分解すると二酸化炭素をたくさん排出するために息が上がります。
このとき、エネルギーの材料が、脂質から糖質はへの依存が急増しているので、フルマラソンを走るときに、燃料切れになる可能性が高くなります。
したがって、普段から息を切らさないで、長い時間走る身体を作り、気持ちよく走れる速度が速くなるようにトレーニングしていく必要があります。
効率よく走るための呼吸法についていかがでしたか。
呼吸は意識せず自然に行うことが最適で、脳や神経に任せてあげるのが、1番です。
普段の姿勢をきちんとしてあげることで、筋肉や関節を使いやすい状態に保つと、ランニング練習の効果が最大限発揮されていきます。
コメント